【日本代表】W杯アジア最終予選ホーム2連戦へ活動開始。田中碧は「責任と誇り」を胸に中国&サウジアラビアに挑む
日本代表の田中碧。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
所属のデュッセルドルフは低迷。壁にぶつかっている? その問いに対し――。
[カタールW杯アジア最終予選 第7戦] 日本代表 – 中国代表/2022年1月27日19:00/埼玉スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のホーム2連戦(27日:中国代表戦、2月1日:サウジアラビア代表戦)に向けてサッカー日本代表が1月24日、活動をスタートさせた。すでにドイツから帰国している田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)が同日午前、オンラインによる取材に応じて、最近のコンディションと今回の決戦への決意を語った。
昨年末に所属先でレギュラーポジションを再び掴んだ田中だが、直近1月21日に行われた1.FCニュルンベルク戦(●0-1)はスタメン落ち。途中出場からアンカーとして起点となったが、チームは年明け連敗を喫し、18チーム中15位と低迷している。
壁にぶつかっているのでは――? その問いに田中は次のように語った。
「今、別に壁にぶつかっている感じはありません。試合に出られる時も出られない時もあり、サッカー選手である以上それは仕方ないところもあります。いかに勝利へ導くかが大切で、デュッセルドルフは順位も下で、格上の相手にどのようにコントロールして勝たせるかが重要になっています。どのように結果を残すのか。力が足りないから試合に出ていないと受け止めています。(試合に出られずにいた)11月とはまた異なった感覚なので、そこは成長できていると感じています」
試合を決定づける役割も期待されるところ。ただ、そこは「ボランチとしてチームを勝たせることが仕事。よりもっと貢献度を高めていきたいです」「試合に出続けることが全てだと感じています」と、昨年川崎フロンターレからドイツに渡った23歳のMFは語る。
日本代表ではオーストラリア戦での4-3-3への布陣変更から、インサイドハーフのレギュラーポジションを掴み、いきなりゴールも決めた(〇2-1)。アジア最終予選はそこから3試合連続で先発出場を続ける。
「オーストラリア戦は最初ということで緊張はありました。(現在は)緊張の種類が少し変わったと言いますか、他の国の選手と戦う責任と誇り、そこは変わりません」
連勝を収めればカタール行きの可能性は一気に高まる。田中はそのように強い覚悟を示した。
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