ムバッペ新天地にリバプール浮上!レアル・マドリードから「感銘を受けず」
パリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今夏フリートランスファーに――。
パリ・サンジェルマン(フランス1部)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの来シーズンの去就が一段と注目を集めている。ここに来て、本命視されていたスペイン1部レアル・マドリードではなく、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCが浮上しているという。スペインメディア『SPORT』の報道を受けて、2月21日、イギリスメディア『リバプール・エコー』が“検証”している。
目下世界最高のストライカーであるムバッペは今シーズン限りで、パリSGとの契約満了を迎える。これまでパリSGとの契約延長には至っていない。
そしてフリートランスファーになったあと、彼の憧れであったレアル・マドリードに加入することが“規定路線”として、これまで伝えられてきた。ドイツメディア『ビルト』はこのほど、ムバッペとレアル・マドリードが契約合意に達したとも報じていた。
しかし先日のUEFA欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグで、潮目が変わったというのだ。
サンチャゴ・ベルナベウでの一戦、パリSGが一方的に攻め続けて、ムバッペのアディショナルタイムのゴールで1-0の勝利を収めた。『リバプール・エコー』によると、ムバッペは彼の地で「感銘を受けることはなかった」として、改めて将来を検討していると見る。
そして、ムバッペはパリSG残留、あるいはリバプール移籍を検討しているという『SPORT』の記事を引用。世界最高級のストライカーは、レッズに「惹かれている」というのだ。
とはいえ、金銭的な条件面はパリSG、そしてレアル・マドリードがリバプールの上を行く。それでも、そのような噂が立つことからも、ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールが、世界一を争うクラブと評価されている――と同メディアは受け止めている。
現段階では、そういった噂を真に受けず、その“可能性”を楽しんでいるという様子。確かにクロップ監督のもと、フロントスリーの一角にムバッペが入る――と想像するだけでもワクワクする。
ムバッペ自身は先日のレアル・マドリード戦後、「僕は世界最高のクラブの一つであるパリ・サンジェルマンでプレーしています。自分のベストを尽くして、そして来シーズンどうなるのか見ることになるでしょう」と語ったという。
今シーズンこれまで、公式戦33試合・22得点・16アシストを記録している。いずれにせよ今季限りで契約満了を迎える。23歳のアタッカーはどのような決断を下すのだろうか。
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[文:サカノワ編集グループ]