【京都】浦和戦での新スタジアム煙草ぽい捨てなど、マナー&ルール違反を報告
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「声を出しての応援行為」で、クラブとリーグの齟齬も生じる。
J1リーグの京都サンガF.C.は2月25日、19日にサンガスタジアムby KYOCERAで行われた浦和レッズ戦で、観戦者に違反行為があったと公式サイトで報告した。
京都は次のような行為があったと発表している。
1)スタジアム内の掲出禁止エリアへのフラッグや横断幕の掲出
2)スタジアムコンコース内でのたばこのポイ捨て
3)大きな声を出しての声援、ブーイング等
掲出物については、Jリーグとクラブにより、定められたエリア以外への掲出は禁止されていた。
また、スタジアム内では定められた種類、場所、時間以外の喫煙は禁止されている。電子タバコに関しては、喫煙場所と設置時間を定めており、指定場所での喫煙をお願いしている。
そして現在、新型コロナウイルス感染症の予防対策として、Jリーグの定める「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」では、声を出しての応援は禁止されている。
クラブは「ご来場された全ての皆さまの健康と安全のため、ご理解とご協力をお願いいたします。今後のホームゲームにおきましては、同様のことが発生しないよう、クラブと致しましては注意喚起を強化するなど再発防止に取り組んで参ります。また、浦和レッズ様とも確認をさせていただいております。ご来場いただいた全てのお客様が、安心安全に、且つ快適な時間を過ごせますよう、ご来場の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします」と、協力を呼び掛けている。
このうち「声出し応援」については、ゴールやビッグプレー時の発声が“暗黙の了解”となっていて、それを見過ごす形で、曖昧になりつつある。また今回、京都は政府が示す大規模イベントの基準「大きな声を出しての応援」の違反を指摘しているが、Jリーグは感染症対策ガイドラインで「声を出しての応援行為」そのものを「禁止」しているなど、齟齬が生じている。ガイドラインを定めるリーグ側の対応が求められる。
京都は26日、アウェーのヨドコウ桜スタジアムでセレッソ大阪と対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]