【浦和】馬渡和彰が古巣・川崎戦で感じた差「流れが悪い時に跳ね返す力が、チームとしてもっと必要に」

サカノワスタッフ

2022年3月2日

試合後の取材に応じた浦和の馬渡和彰。(C)SAKANOWA

メンバーが大幅に入れ替わったなか、「個というより組織での強さをより高めていかなければ」。

[J1 10節] 川崎 2-1 浦和／2022年３月２日19:00／等々力陸上競技場

　浦和レッズのDF馬渡和彰が古巣でもある川崎フロンターレとの一戦に左サイドバックとしてフル出場を果たしたものの、チームは1-2と逆転負けを喫した。今季大宮アルディージャから加入した30歳のディフェンダーは試合後の取材に応じ、次のように両チームにあった“差”について触れた。

「結果は１-２で敗れましたが、勝てる試合だったなというのが正直な感想です。セットプレーから決められ、そこから連続失点を喫してしまいました。あそこで耐えられれば最低でも引き分けで（勝点１を）持って帰れたのではないかと思います。

　流れが悪い時に跳ね返す力が、チームとしてもっと必要だと感じます。そうすれば自分たちの時間が必ず来るので、そこで逆転のチャンスを伺えた展開だったと思います。逆に川崎はそこで畳みかけてきて、そこは強いと思いました」

　そのうえで改善点を問われると、チーム全体の「組織力＝団結力」の必要性を挙げた。

「リーグ戦はまだ勝ちがありませんが、内容は悲観することはないと思います。今日も２点目を取るチャンスはあったので、そういったところで勝敗は分かれてきます。

　おそらく川崎は２点を取ったそのチャンスしかなかったと思うので、浦和にもそういったところが必要です。大幅に選手も入れ替わり、団結力と言いますか、勝利のためのまとまりであり、個というより組織での強さをより高めていかなければと感じています」

　また具体的に「疲れてくるとサポートの質が少しずつ下がり、そこで引っかかるところがあります。相手の立ち位置を見るところで、高めるところ、失ったあとの切り替えなどが要因にあるかなと思います」と課題も挙げていた。

　浦和はリーグ４試合１分３敗で１ポイントのまま暫定17位。６日にはホームで同16位の湘南ベルマーレと対戦する。