【鹿島】日本代表選出の上田綺世が湘南から鮮烈の一撃「前向きな姿勢があのゴールにつながった」
上田綺世。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
逆転勝利を収め、ヴァイラー監督の来日後初勝利。
[J1 5節] 鹿島 2-1 湘南/2022年3月19日15:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズの日本代表FW上田綺世が湘南ベルマーレ戦、後半開始早々に強烈なショットを沈めてチームに勢いをもたらし、2-1の逆転勝利へ導いた。チームにとっては嬉しいレネ・ヴァイラー監督の来日後初勝利に。
0-1で迎えた49分、安西幸輝が常に先手を取り主導権を握っていた左サイドで相手の連係ミスからボールを奪取。パスを受けた上田が持ち込みペナルティエリアのちょうど外、約22メートルの距離から右足を鋭く振り抜く。そして同じく日本代表に選ばれた谷晃生の牙城を破ってみせた。
さらに64分にはファン・アラーノのゴールも生まれ、鹿島が逆転で勝点3を掴んだ。
上田は試合後のヒーローインタビューで、「ビハインドでの試合は課題でもあり、前半上手くいかない部分もありましたが、後半、前向きな姿勢があのゴールにつながったと思います」と喜んだ。
ヴァイラー監督に捧げる初勝利となったが、「監督が来て新しいことに多く取り組み、試合で個人個人が意識して出せるように意識していました」と言う。
「コミュニケーションをとってそれぞれ支え合い戦うことが必要だと思います。特に負けている状況でこそ互いに支え合い、前に前にプレーできたから良かったと思います」
開幕戦の2ゴール以来、これが今季3点目に。23歳のストライカーは「次の試合もまた前向きに新しいことに取り組みながらやっていきたいです」と意欲を示した。
そして日本代表の活動に合流する。上田は「いいパフォーマンスを出せるように、いい準備をしたいです」と語った。日本のエースへ――その一歩を踏み出せるか。
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[文:サカノワ編集グループ]