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【日本代表】大抜擢もベトナムに失点、39歳GK川島永嗣「上手くいかない時間帯にチームを支えきれなかった」

試合後のセレモニーで観客に手を振る川島永嗣ら。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

コーナーキックから先制点を与える。

[W杯アジア最終予選 第10戦] 日本代表 1-1 ベトナム代表/2022年3月29日19:35/埼玉スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ラスト第10戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)がベトナム代表と1-1で引き分けた。すでに7大会連続でのW杯出場を決めている日本はグループB、7勝1分2敗(12得点・4失点)で全日程を終えた。

 39歳の川島永嗣がこの試合で抜擢された。所属先のRCシュトラスブールでは今季公式戦2試合のみしか出場していない。だが結果、川島のみの責任ではないが、続いていた無失点記録は途絶え、最下位ベトナムに最終予選のホームゲームで勝点1を与えてしまった。

 コーナーキックからの失点シーンについて問われた川島は次のように語った。

「(相手が)入ってきたところにしっかりついていなければいけませんでした。そこの徹底をしなければいけなかった。メンバーが大幅に変わったなか、そういったところのズレは少なからずあると予測していましたが対応できず、次に向けてやっていきたいです」

 川島は自身の責任でもあると語った。

「上手くいかない時間帯にチームを支えきれなかったのかなと思っています。難しい展開ではありましたが、前がなかなか点を取れない時は後ろが耐えなければいけないので、そういったところのキーパーの責任は感じています」

 W杯に向けて、GKの争いも先が読めない。2010年から3大会連続でメンバー入りしている川島は、「ここからが戦いで、チーム(日本代表)で活動する時間は限られ、どれだけそれぞれ自分たちの所属チームに戻り、競争に勝っていけるかだと思うので、僕自身もしっかりポジションを掴みたいです」と意欲を示した。

「キーパーとして、まずは当たり前のことは当たり前にやらなければいけない。勝ち上がっていくためには、キーパーはチームにとって重要な役割。チームが厳しい時にどれだけ支えられるかが一番大きく、その可能性を少しでも上げていけるようにやっていきたいと思います」

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