ブラジル代表で進む世代交代『脱ネイマール依存』。ヴィニシウスや東京五輪世代の台頭でチッチ監督「嬉しい悲鳴」。今日、日本代表と国立で対戦!
ネイマール。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「ネイマールの肩の荷は降りてきている」
[キリンチャレンジ杯] 日本代表 – ブラジル代表/2022年6月6日19:20/国立競技場
「キリンチャレンジカップ2022」サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)対ブラジル代表戦が6月6日、国立競技場で行われる。ブラジル代表のチッチ監督が試合前日5日の公式記者会見で、セレソンの抱えてきた「ネイマール依存」が過渡期に迎えつつあると語った。
ブラジルの記者からチーム作りについて、「ネイマール依存」が長年に課題だったが? という問いを受けた。王国をけん引してきたパリ・サンジェルマンのスターも30歳に。もちろん、それでも韓国代表戦でもPKで2ゴールを決めるなど、チーム内での存在は別格であり象徴と言える。
ただ、21歳のヴィニシウスやロナウドがレアル・マドリードで活躍し、昨年の東京オリンピック金メダルを獲得した25歳のリシャルリソンらも台頭。世代交代の波は訪れていて、指揮官は「嬉しい悲鳴」を上げているという。
「このワールドカップの4年間のサイクルのなか、たくさんの時間を与えられ、より多くのミスをするとともに、より多くの正しい決断を下すことができました。そのなかで、新しい世代が確かに台頭してきています」
「今、経験のある選手と東京オリンピックで優勝した世代が融合しています。それにより非常に嬉しい悲鳴を上げています。スピードのある選手が特にFW陣に加わりました。しかも速さに加え創造力があります。際立った特長を持ったタレントたちです。『ネイマールへの依存度』がブラジル代表の問題だという質問ですが、それについても、ネイマールの肩の重荷が降りてきている、そういう印象を受けています」
そのように世代交代が進んできている。そういった意味でも、この日本戦はチームにとって意味があるということだ。
FIFAランキングはブラジル1位、日本23位。カタール・ワールドカップ(W杯)まで5か月、日本はネイマールだけではなく、ブラジルのニューヒーローたちをも止めなければいえない。
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