【神戸】三木谷会長の不満、ロティーナ監督「理解できる」。天皇杯・山口戦、週末の浦和戦を見据え大迫勇也の復活に期待
ロティーナ監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ACLの埼玉開催に「日本のファン層は熱い」と喜ぶ。
[天皇杯 3回戦] 神戸 – 山口/2022年6月22日19:00/維新みらいふスタジアム
ヴィッセル神戸のロティーナ監督が6月21日、翌日の天皇杯3回戦のレノファ山口戦を控え記者会見に臨み抱負を語った。
先日のJ1リーグ17節の柏レイソル戦(●1-3)の1-1で迎えた41分に菊池流帆の戸嶋祥郎へのタックルがファウルと判定された。そして最終的にPKが与えられ、これをマテウス・サヴィオに決められて決勝点となった。神戸の三木谷浩史会長がこの判定について不満を表し、ツイッターで「徹底的にやらせてもらう」などコメントした。
この件について聞かれると、指揮官は「私もPKではないと思いました。それが決定的なプレーになってしまったと考えると、会長が不満を露にしたことも理解できます」と語った。
週末にリーグの浦和レッズ戦を控え、この山口戦でのターンオーバーについて「そこは考慮しています」と語り、休みを与える選手も与えるなか「上手くバランスをとったチームを作れればと思います」と選手の大幅な入れ替えを示唆した。その中で日本代表FW大迫勇也の起用について、「改善傾向にあり自信をつけてきています。前回より出場時間を増やしてできると思いますし、日曜日の試合を考えても、しっかりプレーしてほしいと考えています」と語った。浦和戦で最大限のパワーを発揮してほしい、ということだ。
また、8月に開催されるAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦から準決勝までが日本で開催されることが決まった(開催地は埼玉)。ロティーナ監督は「日本のファン層はアジアの中でも熱いです。タイでプレーした時はほぼ観客のいないスタジアムでプレーしました。ACLのイメージとしてもそれは良くないと思いました。日本の3チームがいること、スタジアムに足を運んでくれる観客が期待できることから、日本開催に決まったと思います」と語った。
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