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【磐田】過去事例なし!大津祐樹が突発性難聴から「完治」に至る。3つの治療を10日間受ける

磐田の大津祐樹。(C)SAKANOWA

「諦めず治療することで限りなく0に近い数%の可能性をひっくり返せるかもしれない」

 ジュビロ磐田のFW大津祐樹が7月4日、先月21日に突発性難聴と診断されて一時左耳の聴力を失ったものの、完治に至ったと報告した。診断された病院でも完治した事例はゼロだったものの、複数の治療を10日間受けて、「ほぼ100パーセント」の聴力まで回復したという。

 大津は自身のツイッター(@yukiotsu23)で次のように報告している。

「ご報告です。本日の聴力検査の結果で左耳の聴力が完治しました。公表した理由の一つでもある病気と闘っている方に少しでも力になれればと思い詳細も書かせていただきます」

 そしてステロイド療法、高圧酸素治療、針治療に、それぞれ10日間ほぼ毎日通ったという。

「僕の症状からすると入院から退院する時には本当に良くて50%の聴力回復しか望めないし、50%まで戻らない可能性も高いので覚悟してくださいと伝えられた状況でした。それがほぼ100%近い聴力まで回復できました」

「今までこの症状から回復をした人は病院のデータ上ほぼ0だったそうです。僕が伝えたいのは『早期治療の大切さと諦めずにできる治療はすべて行ってほしい』ということです。正直どの治療が効いたのか僕自身も分かりません。

 ただ諦めずに治療することで限りなく0に近い数%の可能性をひっくり返せるかもしれないということです。

 今回治療に関わってくださったすべての方々、最初に異変に気付き病院へすぐに向かわせた妻、そしてサポーターの方々から頂いたパワーのおかげで奇跡的な回復ができました」

 そのように諦めずに続けた模索が、今回の回復につながったと強調している。

 そして32歳のアタッカーは「本当に感謝しています。 ここからはチームのトレーニングに合流し、コンディションを上げピッチで感謝の気持ちを伝えれるように頑張ります‼︎ #たくさんのメッセージありがとうございました」と、感謝を伝えている。

 磐田でプレーして2年目の大津は、今季これまでリーグ16試合・3得点・1アシスト、カップ戦を含め公式戦通算20試合・3得点・1アシストを記録している。

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