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レアル・マドリードがブラジル人エンドリッキ獲得。移籍金87億円!18歳になる再来年7月に加入合意。外国籍選手枠…中井卓大、久保建英への影響は!?

エンドリッキ (Photo by Ricardo Moreira/Getty Images)

1年半後と先だが、EU外の外国籍選手枠を活用へ。

 スペイン1部レアル・マドリードは12月15日、ブラジル1部SEパルメイラスに所属している16歳のブラジル人FWエンドリッキ(Endrick)と、2024年7月に加入することで合意した。エンドリッキはそれまでパルメイラスでプレーする。

 ストライカーのエンドリッキは2006年7月21日生まれ、ブラジル出身。2022シーズンはセリエAで7試合・3得点・1アシストを記録、パルメイラス・トップチームの史上最年少ゴールを決めている。クラブのセリエA制覇にいきなり大きく貢献した。

『CNN』によると、レアル・マドリードがパルメイラスに支払う移籍金は6360万ドル(約87億2000万円)と見られるという。

 レアル・マドリードのEU外の外国籍選手枠は昨季まで、ブラジル代表のヴィニシウス、ロドリゴ、エデル・ミリトンのブラジル人3選手が活用。そのためレアルからレンタル移籍中だった日本代表の久保建英、ヘイニエル(ジローナFC)は、そもそもプレーするための枠が空いていない状況だった。

 そうしたなかで久保はレアル・ソシエダに完全移籍。そのタイミングで、ヴィニシウスがスペインとの二重国籍を取得し、EU外選手の1枠が新たに空いた。

 またスペインでの滞在が2年半を超える、ロドリゴ、ミリトンもスペイン国籍の取得を申請中と言われる。そうした状況から、エンドリッキは1年半後の加入であり、このままいけば、すぐEU外の外国籍選手枠を活用できる。

 また状況的には、日本人選手である、カスティージャに所属する中井卓大、さらにはレアル・マドリードが移籍交渉時の優先権を持つ久保建英は、来季(あるいは、この冬の移籍市場)から“枠的”な問題が解消される。もちろん、カルロ・アンチェロッティ監督が今夏、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスを欲したように(マンチェスター・シティからアーセナルFCに移籍)、若手戦略のみならず“ビッグネーム”を獲得する動きも出てくるかもしれない(一方、アンチェロッティ監督は久保を手元に置きたいとも報じられていた)。

 いずれにせよ、フロレンティーノ・ペレス会長が掲げた、世界で最も有望なタレントを積極的に獲得するというレアル・マドリードのプロジェクトが今なお徹底されていることが分かる、今回のエンドリッキ加入発表となった。

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