【移籍情報】三笘薫の盟友カイセドを巡りアーセナル、チェルシー獲得合戦。「人生に間違いはつきものだが」デ・ゼルビ監督が注目発言、ブライトンはリバプール戦に集中
ブライトンのカイセド。 (Photo by Mike Hewitt/Getty Images)
FAカップのレッズ戦はメンバー外に。三笘先発。
イングランドをはじめヨーロッパ主要リーグの冬の移籍市場は1月31日の期限を前に慌ただしくなっている。プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセド(Moises Caicedo)には、ここに来て、アーセナルFC、チェルシーFCが“メガオファー”を提示。これまでブライトン残留を明言していたカイセドだが、メガクラブからの驚くような評価を受けて、28日に移籍希望のメッセージを発表した。そこでブライトンは様々な影響を考慮し、29日のFAカップ4回戦のリバプールFC戦で、このボランチの欠場を決断する異例の事態となった。
三笘薫とともに好調なブライトンを象徴する一人となっているのが、ボランチのカイセドだ。若干21歳ながらカタール・ワールドカップ(W杯)にも主力として出場した。今なお進化を遂げていて、この冬の移籍マーケットで、前ブライトンのグラハム・ポッター監督率いるチェルシーFCが5500万ポンド(約88億4000万円)でオファー。リバプールFC、アーセナルFCも獲得を検討してきたなか、ガナーズが6000万ポンド(約96億円)の高額条件を提示したのだ。
移籍情報を専門とするファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は、ブライトンはチェルシーのオファーを拒否、アーセナルに関しては改善を希望していると伝えている。まだ両クラブから新たな条件は提示されてないそうだ。
カイセドは28日、自身のツイッター(@MoisesCaicedo55)で「私の夢は、エクアドルの歴史の中で、最も多くのタイトルを獲得すること」「ブライトンに記録的な移籍金をもたらせれば、それは誇りに思います」と、移籍を希望するメッセージを発信。クラブはリバプール戦に向けた練習の段階で、メンバーから外す決断をしたのだ。
そしてブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督はリバプール戦前のフラッシュインタビューで、この件について「カイセドはナイスガイ。様子を見ましょう。彼が私たちと一緒にいてくれることを願っていますが、これはクラブとモイゼスの問題です。人生では間違いはつきもの。クラブ、カイセド、私たちにとってベストの解決策を考えましょう」と語った。
ブライトンの規模からすると、レアンドロ・トロサールに続き(約41億円[33億円+ボーナス満額8億円]でアーセナルに移籍)ビッグビジネスに――。ただ2025年6月まで契約を結び、しかもクラブとしても、ここから様々な戦略を立てていく時期でもある。
リバプール戦は日本時間1月29日22時30分にキックオフ――。三笘は先発出場している。この試合を終えたあとの動向が、世界中から注目を集める。
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