【浦和】Jリーグ初、3年連続の売上高100億円以上。過去最高113億円達成も、クラブW杯出場で赤字

インテル戦で声援を送った浦和のサポーター。 (Photo by Justin Setterfield - FIFA/FIFA via Getty Images)

「クラブW杯出場を見据えた競争力強化や将来に向けた投資を行った結果の赤字であり、成長に必要な基盤を維持しながら運営できた」

 J1リーグの浦和レッズを運営する浦和レッドダイヤモンズ株式会社は4月27日、定時株主総会で2025年度(2025シーズン)の事業収支が承認されたと発表した。

 売上高にあたる営業収入は113億1000万円で、前期102億1100万円から10億9900万円の増収。Jリーグクラブとして初めて3期連続で100億円を上回り、2023年度の103億8400万円を超えてクラブとして過去最高を更新した。

 一方、事業運営費とチーム運営費を合わせた事業経費は105億2700万円(前期90億300万円)と増加。営業損失は2億2200万円、経常損失は7900万円、当期純損失は1億円で、2020年度以来、5期ぶりに最終赤字となった。

 当該事業収入の内訳では、アメリカFIFAクラブワールドカップ出場などを背景に、すべての項目で前期を上回った。入場料収入は前期比2億200万円増の22億1400万円、広告料収入は同8700万円増の41億9500万円、グッズ収入は同8800万円増の16億8200万円、移籍金や各種事業収入など「その他」は同8億6200万円増の26億8000万円となった。

 リーグ戦の平均入場者数は3万7350人、年間入場者数は70万9655人で、前期(71万2852人)から微減となったものの、2年連続で70万人台を維持した。

 支出面では、クラブワールドカップ出場に伴う遠征費や選手補強費用の増加、円安による海外取引コストの上昇などにより、チーム運営費は63億300万円(前期53億9300万円)、事業運営費も42億2400万円(前期36億1000万円)といずれも増加した。

 純資産は18億2100万円で、前期の19億2100万円から減少したものの、一定の財務基盤は維持している。

 クラブは「クラブワールドカップ出場を見据えた競争力強化や将来に向けた投資を行った結果の赤字であり、将来の成長に必要な基盤を維持しながら運営できた」と説明。2026年からの秋春制移行に伴い、事業年度を7月〜翌6月へ変更する方針も示している。

■浦和レッズ 2025年度 事業収支

科目 2025年度 2024年度 前期比
売上高 11,310 10,211 +1,099
 入場料収入 2,214 2,012 +202
 広告料収入 4,195 4,108 +87
 グッズ収入 1,682 1,594 +88
 Jリーグ分配金 539 679 △140
 その他 2,680 1,818 +862
事業経費 10,527 9,003 +1,524
営業利益(損失) △222 329 △551
経常利益(損失) △79 379 △458
当期純利益(損失) △100 311 △411

※クラブ発表。「その他」が、当初発表から修正されている

関連記事

有料note【浦和レッズ】「経営と強化の分離」が直面する新たな課題、「強化責任者」へのチェック不全:欧州強豪3クラブの“監視構造”から建設的に考察する

【浦和】Jリーグ史上初「2年連続 売上高100億円以上」。広告料収入は3年連続40億円突破、グッズ販売が過去最高

浦和】疑惑のPK獲得未遂、松尾佑介「痛かったです。以上です」。明らかに蹴られていたようだが…