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守備崩壊アーセナル、冨安健洋の獲得に本腰?あくまでもトッテナム“優勢”だが

東京オリンピックでのDF冨安健洋。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ボローニャの条件をスパーズは受け入れているが、その支払い方法で綱引き?

 日本代表と東京オリンピック日本代表に選ばれるイタリア・セリエA・ボローニャFCのDF冨安健洋だが、イングランド・プレミアリーグの複数クラブが獲得を目指していると言われ、その新シーズンの去就に注目を集めている。ただボローニャとは2024年6月まで複数年契約を結んでおり、結局「残留」することも可能性として浮上している。

 トッテナム・ホットスパーFCへの移籍に近づいていると噂されてきたなか、レスター・シティFCも冨安獲得を検討。さらに、守備が安定しないアーセナルFCもこの22歳のDFをリストアップし、獲得合戦に本腰を入れて加わろとしている。

 アーセナルは開幕直前のトレーニングマッチで、チェルシーFC(●1-2)、トッテナム・ホットスパーFC(●0-1)に連敗。そしてプレミアリーグ開幕戦では、昇格組のブレントフォードFCに0-2で敗れ、大きなダメージを受けた。スペイン人のミケル・アルテタ監督が率いて3シーズン目、飛躍が期待されたものの、いきなり躓いてしまった。

 イギリスメディア『HITC』はこのほど、「アーセナルのターゲットである冨安健洋が、トッテナム加入寸前だ」と題したレポートを掲載。ボローニャとトッテナムはすでに1700万ポンド(約25億6000万円)の移籍金で“大筋合意”に至っているものの、その支払い方法を巡って、まだ綱引きが続いていると報じていた。

 さらに『スパーズWEB』は8月17日、複数メディアの話を総合する形で、トッテナムは現在、冨安か23歳のセルビア代表DFニコラ・ミレンコヴィッチ(ACFフィオレンティーナ)のどちらかと契約を結びたい意向だが、「二人ともではない」という。基本的には冨安を優先しているはずだと見ている。

 ただ、そうしている間に、“ライバル”であるレスターかアーセナルに横取りされてしまう危険性が高まっている――。そのように、この駆け引きを見守る。また当初はセリエAのアタランタBCも当初は獲得に手を挙げていた。夏の移籍期限である8月末に向けて、ここからどのチームが、どのような動きを起こすのか!?

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[文:サカノワ編集グループ]

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