どうなる堂安律?ドイツ6クラブが獲得検討、PSV出場機会なし。移籍期限まであと2日
堂安律。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
W杯アジア最終予選9月シリーズに臨む日本代表メンバーにも選出。
欧州主要リーグの夏の移籍市場の期限である8月31日が迫るなか、オランダ1部 PSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律の動向が注目を集める。これまでドイツ1部リーグへの移籍を目指し、複数クラブの名前が浮上してきたが、結局決定せずにいる。この夏は東京オリンピック日本代表の「10番」を背負い活躍したが、その期間の不在も影響して、新シーズンへの準備も遅れた。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選9月2連戦に臨む日本代表のメンバーにも選ばれているが、ここから具体的な動きはあるのか。
昨季はPSVからドイツ1部アルミニア・ビーレフェルトに期限付き移籍。1部残留を決定づける最終節でのゴールを決めるなど34試合・5得点と活躍した。しかしビーレフェルトは完全移籍のための500万ユーロ(約6億5000万円)の違約金(移籍金)をPSVに支払う買い取りオプションを行使せず。そのため堂安の保有権はPSVに戻っていた。
新シーズン、堂安は直近のチャンピオンズリーグ(CL)予選SLベンフィカ戦(△0-0)、古巣であるFCフローニンゲン戦(〇5-2)と、2試合連続でベンチ入りしたが出場機会を得られずにいる。
そうしたなか、先日はSCフライブルクの指揮官が、堂安律の獲得も選択肢の一つにあると語っていたことがクローズアップされた。
これまで噂を含め、堂安獲得を検討していると言われてきたドイツのクラブは6つ。TSG1899ホッフェンハイム、1.FSVマインツ05、アイントラハト・フランクフルト、VfLヴォルフスブルク、ハノーファー96、そしてフライブルク……。
マインツはこの移籍マーケットの早い段階で手を挙げていた。一方、例えば鎌田大地と長谷部誠の所属するフランクフルトは、タイプが異なるものの同じレフティであるフィリップ・コスティッチのセリエA移籍が決定的と言われたことで、堂安を再びリストの上位にしているとも噂される(ところが、コスティッチの移籍話も最終段階で再び微妙になっているとも――)。
期限まで、あと2日。23歳のアタッカーは納得のいく結論を導き出すことができるだろうか。
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[文:サカノワ編集グループ]