アーセナル浮上の舞台裏。ウーデゴールの一言が冨安健洋を助ける「この時を楽しむんだ!」
トッテナム戦に出場したアーセナルの冨安健洋。 (Photo by Julian Finney/Getty Images)
デビュー戦前、「正直とても緊張していた」のを察して――。
[プレミアリーグ 6節] アーセナル 3-1 トッテナム/2021年9月26日3:30(日本時間27日0:30)/エミレーツ
イングランド・プレミアリーグ、アーセナルFCがトッテナム・ホットスパーFCとの「ノース・ロンドンダービー」で3-1の勝利を収め、リーグ3連敗からの3連勝と完全に息を吹き返した。連勝スタートはちょうど日本代表DF冨安健洋の加入から重なるが、22歳のデビュー戦の舞台裏で、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの“一言”が、大きな助けになったという。
冨安は加入2日で、プレミアリーグデビューを果たすことになる。そのノリッジ・シティFC戦を前に、ウーデゴールから掛けられた言葉によって、緊張がほぐれたそうだ。『ミラー』によると、マッチデープログラムのインタビューでその話が紹介されているという。
「僕が加入してから、全ての選手、全てのスタッフが助けてくれました。ただ、ノリッジ戦前、正直に言って、とても緊張していました。それだけに、全ての選手、特にマルティン・ウーデゴールの助けには本当に感謝しています」
冨安は同い年であるウーデゴールからこう言われたそうだ。
「彼は私に、この時を楽しむんだと言ってくれました、本当に思い切り、それでいいと。僕は実際にできる限りそうしました。そのお陰で3ポイントを獲得できましたね!」
とはいえ一方、「自分自身のパフォーマンスを考えると、100パーセント満足しているわけではありません。私はいくつかのミスをしました、特にディフェンス面で。でも、これから良くなっていくと思います」と反省もしたそうだ。ただ勝ったうえでそのように課題を見出せたことは、それもまたプラスに働いたと言えるだろう。
そしてレアル・マドリードからアーセナルに完全移籍した“神童”は、新たなリーダーになり得ると、ミケル・アルテタ監督も期待しているそうだ。
「彼はとてもシャイで謙虚に見えますが、ピッチに立つと本当にキャラクターが立ち、サッカーを愛していることが伝わってきます」
新加入の選手を周りのみんなでサポートする。そうしながら闘うための和ができあがっていく。アルテタ監督はそんな理想的な『チーム』の姿を喜んでいるそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]