クロップ「サンダーボールだ」とチアゴ弾に驚愕。南野拓実ゼロトップ先発にも言及。CL リバプールがポルトに快勝!
CLのポルト戦でフル出場したリバプールの南野拓実。(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)
終盤には右サイドでプレー、南野がフル出場。
[CL GS5節] リバプール 2-0 ポルト/2021年11月24日21:00(日本時間25日5:00)/アンフィールド
UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ(GS)5節、すでに決勝トーナメント進出を決めているイングランドプレミアリーグのリバプールFCが、ポルトガル1部FCポルトに2-0の勝利を収めた。リバプールに所属する日本代表の南野拓実がセンターフォワードで先発し、終盤は右サイドに入ってフル出場。オフサイドのファウルを取られた幻のゴールもあったが、勝利に大きく貢献した。
リバプールのユルゲン・クロップ監督は試合後の記者会見で、52分にミドルゾーンからややアウトにかけてゴール隅に突き刺したチアゴ・アルカンタラの地を這うショットについて、「サンダーボールだ」と称賛した。
「なんとも言葉にできません。あの状況で、明らかに信じられないようなゴールが飛び出しました。彼がそのテクニックを持っていることは練習から知っていましたが、とはいえ、彼があのようなサンダーボールを常に打てるわけではありません。しかもグッドタイミング。素晴らしいゴールでした」
そして南野が最前線に配置される「ゼロトップ」でスタート。日本代表アタッカーは試合終盤、右MFでもプレーして、勝利に貢献した。指揮官は「今日は新しい試みをいくつかしたので、時に運も必要でした。このパフォーマンスにはとても満足しています」と振り返っていた。
南野の起用法について問われたクロップ監督は次のように語っている。
「タキ(南野)のプレーには完全に満足しています。選手を投入して試合を見て、少しずつ動かしていかなければならず、その結果、(試合終盤)タキが右ウイングになりました。それはあくまでも守備のためのポジションです。
私たちシステムでは、いわゆる『右ウイング』はいません。ハーフスペースでプレーしたり、ドロップしたり、あらゆることが要求されます。例えば、モー(モハメド・サラー)が右ウイングでプレーしている時、ウイングというより、ある時はストライカー、ある時はセンターフォワードの役割をする、そんな感じです。タキにはとても満足しています」
主力選手を休ませることもできた。週末27日(日本時間28日0:00)には、再びホームで、南野が昨季レンタルでプレーした“古巣”サウサンプトンFCと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]