決勝への影響は!?天皇杯の川崎×大分を観戦したコロナ陽性者「濃厚接触者はなし」
天皇杯決勝より。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
入場時の検温に異常なし、スタジアム内では常にマスク着用、会話や発声もなし。
日本サッカー協会(JFA)は12月16日、12日の「天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会」準決勝・川崎フロンターレ対大分トリニータ戦が行われた等々力陸上競技場の来場者1人から、新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたと発表した。
JFAでは、11月19日に政府から発出された「イベント開催等における感染防止安全計画等について」に基づき、開催地自治体に「感染防止安全計画」を策定。ルールを順守することを前提に試合開催するとともに、新型コロナウイルス感染症対策として「JFA サッカー活動の再開に向けたガイドライン」に基づき運営を行ってきた。
今回の当該者は試合当日、スタジアム入場時の検温に異常なく、スタジアム内では常にマスクを着用していた。会話や発声はなかった。
その後、当該者は管轄する保健所で海外から入国した陽性者の濃厚接触者に特定され、試合観戦ののち陽性判定を受けた。
来場された他の観戦者に関して、JFAは「管轄する保健所より濃厚接触者に該当する方はいないとの判断をいただいておりますが、体調が優れない方や不安をお持ちの方におかれては、お近くの医療機関において検査を受けていただくようお願いいたします」としている。
また、JFAは「感染されたお客さまには心よりお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い回復をお祈りいたします」とコメントするとともに、「今後も感染拡大防止と安全確保を最優先に、さらなる注意喚起や健康状態の確認を引き続き細やかに取り組み、厚生労働省や保健所、関係当局の方針や行動計画に基づいて迅速に対応してまいります」とコメントしている。
観戦エリアはSA席、メインベンチ左側のメイン上層北側「Bゲート」「216、217ブロック」だった。
12月19日に国立競技場で予定されている決勝の浦和レッズ対大分トリニータ戦は、上記の基準に則り、予定通り開催される予定だ。
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[文:サカノワ編集グループ]