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わずか二行…PAOKが香川真司と契約解除。移籍先はMLSかC大阪?日本代表10番をつけた元エースの決断は

香川真司の退団を発表するPAOKの公式サイト。※PAOK公式サイトのフロントページより

今シーズンはリーグ1試合のみの出場に。

 ギリシャ1部PAOKテッサロニキは日本時間12月19日、MF香川真司との契約を解除したと発表した。

 PAOKは次の通り発表した。

「Thank you Shinji  (ありがとう、シンジ)

  PAOK FCは、香川真司選手との契約解除を発表します。

 2021年12月18日、PAOK FCと日本人選手は、双方の合意により、協力関係を解消することを決定しました」

 ギリシャ語では二行のみで、その事実だけを伝える発表となっている。

 日本代表の10番をつけてきた元エースは今年1月にPAOKに加入。新たな2021-22シーズンを迎えるにあたり移籍の噂も出ていたが残留を決断した。

 そして9月12日に行われたリーグ開幕のPASヤニス戦で4-2-3-1のトップ下で先発出場(61分で交代)を果たした。しかしそこで結果を残せず、外国籍選手枠の問題もあり2節からはメンバー外に。

 11月7日の9節パナシナイコスFC戦で久々にベンチ入りしたが出場機会を得られず。すると10節から再びメンバー外が続いていた。

 来年1月の移籍市場での他チームへの移籍にすると、これまで伝えられていた。しかし地元メディア『TO 10.GR』は12月14日の段階で、「カガワは予定より早く契約を終える可能性が高まっている」と報じていた。

 登録の枠や金銭面などバジェットを確保したいPAOKと、新たな挑戦をしたい32歳の香川サイドの思惑が合致したようだ。

 PAOKは国内リーグ8勝1分5敗の勝点25で3位。首位のオリンピアコスFCとは13ポイント差をつけられている。

 PAOKを率いるルーマニア人のラズヴァン・ルチェスク監督は10月3日のOFIクレタ戦(〇3-1)を前にした公式記者会見で香川について、「カガワの振る舞いには何の不満もありません。彼はトレーニングでとても素晴らしい働きをしてくれています、素晴らしい選手です」と言及していた。

 ギリシャの複数のメディアは香川について、Jリーグの古巣であるセレッソ大阪など日本復帰とともに、アメリカとカナダで行われているメジャーリーグサッカー(MLS)への移籍の可能性を報じていた。

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[文:サカノワ編集グループ] 

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