山東泰山が中国リーグ優勝!元鹿島の黒崎久志氏、ヘッドコーチとして11年ぶりの栄冠を支える
中国超級リーグを制した山東泰山。黒崎久志ヘッドコーチ(左)が11年ぶりの偉業達成に貢献。写真提供:山東泰山足玉倶楽部
日本人初のリーグ制覇貢献。カップ戦との2冠を狙う。
中国超級リーグは山東泰山足球倶楽部(山東泰山FC)が12月26日、チャンピオンシップグループのプレーオフで河北FCに2-0の勝利を収め、3試合を残して2010年以来11大会ぶりのリーグ制覇を決めた。
2019シーズンまで鹿島アントラーズでコーチを務め、アルビレックス新潟の監督、大宮アルディージャのコーチなども務めた黒崎久志氏は、山東泰山のトップチームヘッドコーチとして、このタイトル獲得を支えた。日本人がコーチとして中国制覇を成し遂げたのは初めて。
マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元ベルギー代表FWマルアン・フェライニが2ゴールと活躍。数多くのクラブが経営難などに苦しむなか、戦力をしっかりと保ちながらもチーム力を高めた山東泰山が、シーズン終盤に公式戦16連勝と圧巻の強さを発揮し、このリーグ制覇を成し遂げた。
広州城足球倶楽部や中国女子代表などを率いた経験を持つ45歳のハオ・ウェイ監督のもと、今シーズンは鹿島など実績ある黒崎氏が今季ヘッドコーチに招へいされた。そしてその経験を還元しながらしっかりと結果を残していき、このタイトルへと導いてみせた。日本人コーチとして中国制覇を成し遂げたのは初めて。
1月9日には中国FAカップ決勝の上海海港戦が行われ、山東泰山は「2冠」を目指す。
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[文:サカノワ編集グループ]