オーステンデ会長「即戦力に」。C大阪の日本代表MF坂元達裕、獲得の背景を明かす

買取オプション付き。「日本のマーケットは興味深い」

　ベルギー１部リーグのKVオーステンデは１月５日、セレッソ大阪の日本代表MF坂元達裕（SAKAMOTO Tatsuhiro）を期限付き移籍で獲得したと発表した。移籍期間は2022年6月30日まで。クラブの買い取りオプションが付いている。坂元は５日に現地入りし、６日にメディカルチェックを受ける。そこで問題がなければ正式契約を結び、チームに合流する。

　オーステンデのゴティエ・ガナイエ・エグゼクティブプレジデントは、クラブ公式サイトを通じて、次のように坂元獲得の背景について語っている。

「日本市場は興味深く、日本人選手は技術的に強さがあり、メンタリティも長けています。それはまさに坂元に言えることです。

　スピードとドリブルに優れ、万能的な選手として、サイドと中央の両方でプレーできます。彼はチームに創造性を与え、アシストとゴールで貢献してくれるでしょう。

　彼、カイル・ダンカン、アレッサンドロ・アルバネーゼと、移籍期間の開始直後、すでに３選手と契約を結べました。即戦力となる選手を集めたいという、私たちの意向でもありました。現在、さらに強化できる分野について探しています」

　坂元は1996年10月22日生まれ、東京都出身、25歳、170センチ・63キロ。FC東京U-15むさし ― 前橋育英高校 ― 東洋大学 ― モンテディオ山形 ― Ｃ大阪。通算成績はJ1リーグ66試合・８得点、J2リーグ42試合・７得点、ルヴァンカップ戦８試合・０得点、天皇杯２試合・０得点、J1参入プレーオフ２試合・０得点、アジアチャンピオンズリーグ（ACL）５試合・２得点。日本代表として国際Aマッチ２試合に出場している。

　オーステンデは現在、リーグ７勝２分12敗（23得点・43失点）の勝点23で、18チーム中14位。坂元を「即戦力＝助っ人」として迎え入れたということだ。

　契約期間は半年、さっそくその鋭い突破でインパクトを残したい！

【注目記事】
・大津高が緊急募金開始、滞在費など資金不足の懸念。全国高校サッカー選手権、初のベスト４！唯一の公立校に

・【浦和】ジェノアがユンカーを再びリストアップ。２年前からターゲット

・香川真司にシント＝トロイデンがオファー！アンタルヤスポルと争奪戦に

[文：サカノワ編集グループ]