【大宮】Ｇ大阪の矢島慎也を獲得。浦和Jrユース＆ユース出身では異例

「大宮という自分にとって馴染みのある街、そして素晴らしいスタジアムでプレーするチャンスを与えてくれたクラブに感謝し、チームの目標に貢献できるように頑張ります」

　J2リーグの大宮アルディージャは１月６日、J1リーグのガンバ大阪に所属していたMF矢島慎也（YAJIMA Shinya）を完全移籍で獲得したと発表した。

　矢島は1994年１月18日生まれ、埼玉県出身、27歳。171センチ・67キロ。これまでのキャリアは、北浦和サッカースポーツ少年団 ― 浦和レッズジュニアユース ― 浦和レッズユース ― 浦和レッズ ― ファジアーノ岡山(期限付き移籍) ― 浦和レッズ ― G大阪 ― ベガルタ仙台(期限付き移籍) ― G大阪。2021シーズンはJ1リーグ26試合・２得点。

　矢島はＧ大阪のファンとサポーターへ次のように感謝を伝えている。

「どんな時も変わらず応援していただきありがとうございました。今シーズン、ガンバ大阪の選手としてプ レーすることができなくなり悔しいですが、ギリギリの状況で迎えた2019年のホームのダービーで多くのサポ ーターの方々が作り上げてくれたあの時の高揚感、雰囲気はこの先忘れることはありません。約４年間ありがとうございました」

　一方、大宮のファンとサポーターに向けて、次のように決意を伝えている。

「初めまして。 今シーズンから大宮アルディージャでプレーすることになりました、矢島慎也です。大宮という自分にとって馴染みのある街、そして素晴らしいスタジアムでプレーするチャンスを与えてくれたクラブに感謝し、チームの目標に貢献できるように頑張ります」

　カテゴリーが異なり大宮の順位が低迷していることから、過去のような“ライバル関係”とは異なっているものの、浦和ジュニアユースとユース出身で、リオ五輪代表にも選ばれたフィールドプレーヤーが大宮に加わるのは異例。過去には浦和ユース出身のGK加藤順大が活躍、今季、DF茂木力也も加わった。　

　矢島は県内ではジュニア時代から傑出していたと言われる逸材でもある。浦和からレンタルされた武田英寿、さらに茂木とともに“レッズ組”が大宮の昇格のカギを握る存在になりそうだ。

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[文：サカノワ編集グループ]