大津高への寄付金、1000万円超え。宿泊延長の資金不足に全国から支援。高校サッカー選手権、公立校唯一のベスト4入り
大津高校。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
明日8日、準決勝で関東一高と国立で対戦!
100回全国高校サッカー選手権大会で、初のベスト4進出を決めた熊本県代表の大津高校の滞在延長に伴う保護者会の寄付金活動が1月6日までに、1000万円を超える目処がつく、同日で終了すると発表した。7日以降を含め余剰となった分は、大津高の施設拡充、今後の遠征費などに充当させる。
大津高は準々決勝では前橋育英に競り勝ち、公立校で唯一、4強へと勝ち進んだ。同校サッカー部の保護者会会長は、寄付を実施したホームページで「ご寄付くださった皆様に御礼申し上げます。準決勝進出が決定した1月4日の20時より寄付活動をスタートさせましたが、皆さまのご厚情のおかげで宿泊費の補充予定を上回る1000万円の寄付が集まる目処がつきましたので、今大会の宿泊費に充当する賛助金の募集は2022年1月6日いっぱいをもちまして終了させていただきます」と報告した。
そのうえで「2022年1月7日以降にいただいた寄付の余剰部分については、大津高校サッカー部の施設拡充や今後の遠征費用等に充当させて頂きます。ご了承よろしくお願いいたします」とこれからの活動などに充てる。
同会長は全国から寄せられた大きな反響に感謝を伝える。
「反響の大きさに私たち保護者会をはじめ、選手や指導者も身が引き締まる思いだと話しております。選手たちも準決勝に向けての気合いはもとより万端ではありましたが、より一層皆さまが応援して下さる思いを受け止め、顔つきも引き締まったように感じます。
寄付のコメントも、指導者の先生方にも全て目を通していただいております。
現地での応援にいらしてくださる方、全国各地でテレビの前で応援して下さる方、それぞれの皆様の思いをしっかり受け止めて背中を押してもらう思いだとのことです。
指導者・選手ともに一戦一戦を戦いきるつもりで最後の試合まで臨んでまいります。
県立高校でも全国の頂点に挑戦することができる、地方の高校でも全国の皆さんの応援を受けることができる、という希望を全国のサッカー少年達に届けることができるよう、ひたすら一生懸命尽力いたします。 引き続き応援をどうぞよろしくお願いいたします」
今大会は、中1日を必ず空ける日程方式が採用され、更新される前の段階の同ホームページでは、「全国大会に向けて資金面でも準備してきたものの、勝ち進むことで控えの選手をはじめ、応援団の宿泊費用、選手の調整費用など必要となり、当初の予定を超える可能性が出てきてしまいました」と、賛助金を募る背景を説明していた。
大津高は1月8日に国立競技場で行われる準決勝、東京都B代表の関東一高と対戦する(もう1カードは、青森山田対高川学園)。
以下が寄付金を実施しているサイト(上記の状況等により、終了する場合があります。ご了承ください)。
【保護者会からのお願い】滞在日数延長による資金不足懸念のため賛助金を緊急募集します
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[文:サカノワ編集グループ]