1986年からプロリーグ36年、54歳FW三浦知良がJFLへ。横浜FCから鈴鹿に期限付き移籍、来季Ｊリーグ昇格を目指す

本田圭佑や長友佑都が誕生した年にブラジルでデビュー。

　日本フットボールリーグ（JFL）の鈴鹿ポイントゲッターズは１月11日、横浜FCの元日本代表FW三浦知良（MIURA Kazuyoshi）を期限付き移籍で獲得したと発表した。

　三浦は1967年２月26日生まれ、静岡県出身、54歳。177センチ・72キロ。

　これまでのキャリアは、城内FC ― 城内中学校 ― 静岡学園高等学校 ― CAジュベントス ― サントスFC ― ソシエダージ・エスボルチーバ・マツバラ ― クルーベ・デ・レガッタス・ブラジル ― E.C.キンゼ・デ・ジャウー ― コリチーバFC ― サントスFC ― 読売サッカークラブ ― ヴェルディ川崎 ― ジェノア（イタリア） ― ヴェルディ川崎 ― クロアチア・ザグレブ（クロアチア） ― 京都パープルサンガ ― ヴィッセル神戸 ― 横浜FC ― シドニーFC（オーストラリア） ― 横浜FC。日本代表通算89試合・55得点。

　昨季はJ1リーグ１試合、ルヴァンカップ３試合に出場。通算成績はJ1リーグ326試合・139得点、J2リーグ249試合・24得点。

　三浦は次のようにコメントしている。

「鈴鹿ポイントゲッターズに関わるすべての皆さんこんにちは。 三浦知良です。 この度横浜FCより加入することになりました。 ここでプレーする機会を与えていただけたことに感謝し、ピッチの上でクラブの勝利に貢献できるよう努力していきます。 よろしくお願いします。
Boa Sorte」

　本田圭佑や長友佑都が誕生した1986年にブラジルでプロデビューを果たした。そこから読売クラブ／ヴェルディ川崎に移籍し、時代の開拓者となって、Jリーグ初代MVPを受賞するなど日本のサッカー界をけん引してきた。

　プロクラブでのキャリアは昨季まで実に36年間に及ぶ。ここで一度、アマチュアカテゴリー（実質４部）でプレーすることになった。

　鈴鹿は昨季JFL４位。今季は兄の三浦泰年監督とともに、悲願のJリーグ昇格を目指す。加えて、レジェンドの到着により、鈴鹿市や三重県のサッカー環境がどのように変化を遂げていくのかも注目される。

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[文：サカノワ編集グループ]