【日本代表】「常に一つ上を行く存在」西尾隆矢が語った瀬古歩夢の存在、憧れ…ライバルであり
西尾隆矢。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「歩夢に負けないぞというところも見せていきたい」
サッカー日本代表の候補者合宿に参加しているセレッソ大阪の西尾隆矢が1月18日、オンラインによる取材に応じ、そのなかで同日にスイス1部グラスホッパー・クラブ・チューリッヒへの移籍が決まった瀬古歩夢の存在について語った。
ともにC大阪のアカデミー出身。西尾にとって、ちょうど1歳年上である瀬古は、「常に一つ上を行く存在」だったと言う。
そして昨季は二人がセンターバックとしてC大阪を支え、監督交代劇のあったチームを残留へ導き、さらに天皇杯ベスト4進出を果たした。
今回、瀬古のスイス移籍が発表される前の段階であったが、西尾は瀬古について問われ、次のように語っていた。
「こうしてプロになって、まさかJ1で一緒の舞台で同じポジションで戦うとは思っていませんでした。でも、まだまだやっぱり歩夢には追い付いていないところがたくさんあります。そういうところは日々試合を重ねながら、歩夢のいいところを盗み、僕自身、歩夢に負けないぞというところも見せていきたい」
今回の代表キャンプ、当初は二人揃って招集。瀬古は体調不良により参加を辞退していた。
「これからもっと背中を追うだけではなくて、追い越す気持ちを持って、すごくいい刺激をもらってきたので、歩夢のことを『追い抜かすぞ』というぐらいの迫力を見せて、歩夢にもいい刺激を与えていきたいです」
この日の夜、瀬古のスイス移籍が発表された。ただ舞台は変わっても、その「背中を追い越していく」スタンスは基本的には変わらない。
今度は西尾がC大阪の最終ラインの軸となって闘う――。そのためにもこのチャンス、21日まで行われる日本代表キャンプでも森保一監督を前に、一つインパクトを残したい!
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[文:サカノワ編集グループ]