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【日本代表】渡辺皓太が「中盤の選手にとって必要になる」と実感した“要素”とは?

佐々木翔と競り合う渡辺皓太(左)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「ピッチ内のみならず、練習に対する準備の仕方、練習後の筋トレなど、意識の高さを感じています」

 サッカー日本代表の国内組による候補者キャンプに参加中のMF渡辺皓太(横浜F・マリノス)が1月20日、オンラインによる取材対応に応じ、トレーニングではあるものの2019年以来となる“日の丸”をつけての日々について語った。

 23歳の攻撃的ミッドフィルダーは、2019年のコパ・アメリカに臨んだ時以来の日本代表招集に。当時は負傷により出場機会を得られなかった。今回はトレーニングを通じて、特にベテラン勢のプレーなどを目にして刺激を受ける機会となった。

「すごく経験のある選手が多く、ピッチ内のみならず、練習に対する準備の仕方、練習後の筋トレなど、そういった部分でも意識の高さを感じています」

 そのメンバーの中で光るものを見せたい。渡辺はそう感じる。

「(メンバー入りの)発表があった時に正直ビックリしましたし、このメンバーの中では、圧倒的に出場時間が少ないので、まずはそういったところを伸ばしていかないといけない。少ない時間でも評価してくれたと思いますので、そういったプレーを1年間継続していきたいです」

「もっともっと上を目指し、まずチームで結果を残していけるように頑張っていきたいです」

 そうしたなかで、今回、トランジションのスピードに明らかな差を実感したそうだ。

「切り替えの早さが全く違い、奪ったあと、奪われたあとの攻撃へ行く時、守備に向かう時のスピードに差があると感じました」

 そして渡辺は、もっと存在感や風格を示していきたいとも語った。

「経験のある選手はプレーでも示せていて、言葉など声掛けでチームを動かせるというのは、僕も中盤選手として必要になってきます。そういうところができるようになれればと思います」

 そのようにプレー中の“声の要素”について、改めて勝利に向かうための大切さを実感した。

 F・マリノスの司令塔に――。クラブでのリーグ優勝をはじめタイトル獲得、そして日本代表へのコンスタントな選出へとつなげたい!

 今回の合宿は21日で終了に。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ホーム2連戦(27日:中国戦、2月1日:サウジアラビア戦)に臨む日本代表メンバーは22日に発表される。

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[文:サカノワ編集グループ]

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