鎌田大地が復帰も苦杯。「ペナルティエリア間は非常に良かったが」とグラスナー監督。フランクフルト、ヴォルフスブルクに0-2
ヴォルフスブルクのマクシミリアン・フィリップと競り合うフランクフルトの鎌田大地(右)。(Photo by Alexander Scheuber/Getty Images)
ボール支配率62%、ストライカーの課題再燃。
[ブンデスリーガ 22節] フランクフルト 0-2 ヴォルフスブルク/2022年2月12日15:30(日本時間23:30)/ドイチェ・バンク・パルク
ドイツ・ブンデスリーガ1部22節、アイントラハト・フランクフルトはVfLヴォルフスブルクに0-2で敗れた。肉離れのため戦列を離れていた日本代表MF鎌田大地が2試合ぶりに先発出場し、85分までプレーした。
気胸と診断された38歳の長谷部誠の(すでに練習再開)不在が影響。先発復帰したリベロのマルティン・ヒンターエッガーが微妙な判定ではあったものの、VARの介入を得てPKを献上してしまう。さらに試合終了間際にもトドメの一撃を食らい、ボール支配率では62パーセント対38パーセント、シュート数も17本対11本と上回ったものの、ノーゴールに。
グラスナー監督は試合後の記者会見で、次のように振り返るとともに課題を挙げている。
「両方のペナルティエリアの間ではとても良い試合をしていて、ヴォルフスブルクにしっかりプレッシャーをかけ、前進していくアクションも良かったです。
しかし肝心なところ(ゴール前)で、私たちは十分に力を発揮できませんでした。2失点はあまりにイージーで、自分たちの優位性を生かし切れません。VfLはファイナルサードが強固で、フィジカル的に優位に立っていました。
大事なところで上手くいかないと、他の長所もいい加減になってしまいがちです。そうなると、いくら中盤でしっかりボールを回せて、良い動きをしていても有効とは見なされません」
なかなか固定できずにいる前線のタレントのクオリティが、再び問われる状況に陥っている。加えて、そこまでいい形でボールを供給できずにもいる。
長谷部は退院後、さっそくバイク(自転車)によるトレーニングを再開していて、幸いにも2週間ほどで実戦復帰も可能ということだ。最終ラインから組み立てることのできる38歳のピッチ上のリーダーの1日も早い合流が待たれるところだ。
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[文:サカノワ編集グループ]