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岸田文雄首相に新規外国籍選手・監督の入国緩和を要請。Jリーグ村井チェアマンとプロ野球の斉藤惇コミッショナーが表敬

NPBの斉藤惇コミッショナー(左)と Jリーグの村井満チェアマン(右)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

Jリーグは今週開幕、いまだに合流の目処立たず。

 Jリーグの村井満チェアマンは2月16日、NPB(プロ野球)の斉藤惇コミッショナーとともに岸田和雄首相を表敬し、コロナ禍でのこれまでの興行開催への理解と協力に感謝するとともに、新規外国籍選手と監督の入国が可能になるよう要請した。村井チェアマンが同日に行われたJリーグ臨時理事会後の記者会見で明かした。

 現在、日本政府による新型コロナウイルスのオミクロン株への水際対策のため、新規外国人の入国が停止されている。昨年には「バブル方式」で外国人選手の合流を実現させた実績もある。しかし現在、シーズン開幕を迎えるタイミングでありながらJリーグ、プロ野球ともに、新たな外国選手と監督について、いまだ来日と合流の目処が立っていない。

 村井チェアマンによると、Jリーグからは村井チェアマンと木村正明専務理事が代表して、岸田首相のもとを訪れた。そこで、いまだ過去に入国歴のない外国籍の選手とその家族、さらにコーチングスタッフの来日に向け、条件の緩和を要請。Jリーグクラブ、そしてプロ野球球団にとって、この問題は非常に切実であることを伝えて理解を得たそうだ。

 岸田首相からは、そうした話が両団体にとって非常に重要であることは認識している、改善に向けて善処していく、と前向きに検討する旨の説明を受けたそうだ。具体的な時期などは政府に委ねられるが、このまま波が収束に向かえば「何か月もかかるような話ではないのかなと期待はしています」(村井チェアマン)ということだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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