仲川輝人「ハットトリックしたかった」。横浜FMの23番、2ゴールと川崎戦大勝を喜ぶとともに…少し本気で悔やむ
横浜F・マリノスの仲川輝人。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
2018年9月以来のリーグ2得点。
[J1 9節] 横浜FM 4-2 川崎/2022年2月23日14:03/日産スタジアム
J1リーグ9節、横浜F・マリノスの仲川輝人がエウベルとともに2ゴールを奪い、王者・川崎フロンターレに4-2の勝利を収めてみせた。
ゴール前のスペースを突いての一撃とペナルティエリアのちょうど外からの目の覚めるショットと、それぞれ異なる特長を見せつけて奪った。仲川のリーグ戦2ゴールは、15得点を奪ってリーグMVPを受賞した2019年には一度もなく、実に2018年9月29日のベガルタ仙台戦(〇5-2)以来となった。
横浜FMの“23”番は2点目のミドル弾について、「自分のマークとの距離が空いていて、味方がインナーラップして(相手を引き付け)中にスペースが空いたので、『やってみようかな』という感覚で狙ったら入りました」と振り返った。
これで開幕から2試合3ゴール。覇権奪回へのキーマンが、早くもここ2シーズンのゴール数を超えた。
「開幕戦でも点を取れてホッとしたと同時に自信もつきました。(川崎戦は)前半そこまでチャンスはありませんでしたが、相手が疲れてきた後半、得点を取れる確率は上がると思っていました。開幕戦の勢いを川崎にぶつけられたのが良かったです」
とはいえ2試合連続で先制点を与えたこと、複数失点、セットプレーへの対応など、チームの課題もある。また、仲川自身は「ハットトリックを決めたかった」と、少し本気で悔やんだ。
「2点を取った時は入っちゃったぞという感じはありましたが、欲を言えば3点目、ハットトリックを決めたい気持ちはありました。自分も体力やパワーがなくなってきたことを考えて交代したと思うので、最後の10分、15分、踏ん張れるパワーをもっと付けていきたいです」
今年30歳になるF・マリノスのアタッカーは、「1対1になった時、カットインのみならず、中にも縦にも相手に対し脅威になれるように、攻撃する姿勢をもっと出していきたい。そこは試合中により高めていきたいです」と、チームとともに進む“攻撃の追求”について、貪欲なまでの思いを口にしていた。
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[文:サカノワ編集グループ]