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「スランプは抜けた」フランクフルト、バイエルンに“希望の敗戦”。鎌田大地は途中出場、長谷部誠ベンチ入りで復帰

フランクフルトの鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ザネに決勝点を奪われるも、グラスナー監督は手応え。

[ブンデスリーガ1部 24節] フランクフルト 1-0 バイエルン/2022年2月26日18:30(日本時間27日2:30)/シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ

 ドイツ・ブンデスリーガ1部、アイントラハト・フランクフルトが首位バイエルン・ミュンヘンをホームに迎え0-1で敗れた。日本代表MF鎌田大地は後半途中から出場、気胸の診断を受けていた長谷部誠はベンチに復帰した。

 絶対王者バイエルンが優位に試合を進めつつも、ホームチームはセルビア代表MFフィリップ・コスティッチを中心にチャンスを作り出す。後半途中までスコアレスで推移し、バイエルンの約2年ぶりのリーグ戦無得点の可能性も上がってきたが……71分、ドイツ代表FWレロイ・ザネにゴールを攻略されてしまう。

 その直後、鎌田が投入される。高い位置で起点となって反撃を試みたが、そこから先へ思うように展開できず。結局フランクフルトは0-1で敗れた。

 フランクフルトのオリバー・グラスナー監督は試合後、「敗れた時に満足することはありません。しかし、チームのパフォーマンスにはとても満足しています。非常に難しいバイエルン相手に、戦術面をしっかり遂行し、上手く守れていた場面も多かったです。バイエルンは世界のあらゆるチームに対し得点の可能性を常に感じさせ、何もかも余裕を与えてくれませんが、そういった状態を長く保てました」と振り返った。

 また、おそらく鎌田を含め、次のように試合終盤のパフォーマンスについても触れている。

「0-1となったあとの反応も納得しています。同点に追いつくためあらゆる手を尽くしたものの得点に至りませんでしたが、他のゲームと比べ、良かったです。スランプに終止符を打ったという希望を抱かせるパフォーマンスでした。パフォーマンスも、情熱も、団結力も、数週間前よりずっと良くなっています。きっとまた成功が訪れると信じています」

 そのように最後まで望みを持って戦ったことを前向きに捉えていた。フランクフルトは3月5日、アウェーでヘルタ・ベルリンと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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