【G大阪】ウクライナ在住のOBプロタソフ氏がメッセージ「兄弟国のロシアが今では憎い敵国となり」
2011年、FCロストフを率いていたプロタソフ氏(左)とスパルタク モスクワ指揮官のカルピン氏。 (Photo by Viktor Pogontsev/Epsilon/Getty Images)
94年~95年、Jリーグ24ゴールを記録。
J1リーグのガンバ大阪は3月14日、1994年から95年までプレーしたOBであり、現在ウクライナサッカー協会・第一副会長を務めるオレグ・プロタソフ氏(Oleg Protasov)からメッセージが届いたと報告した。
ロシアによるウクライナ侵攻により、多くのガンバサポーター、あるいはかつてのファンも気にかけていた一人である。プロタソフ氏は現在、首都キエフから避難していると伝えている。
「ガンバ大阪のすべてのファン・サポーターの皆様にご挨拶申し上げます。
いつも日本で過ごした2年間(1994年〜95年)を温かい気持ちで思い出しています。
今、私の国ウクライナは大変厳しい時を迎えています。兄弟国のロシアが今では憎い敵国となり、私の国をロシア軍が攻撃をはじめ、町を爆撃し、民間人(子どもや女性、老人など)も多数亡くなっています。
私は開戦直後はキエフ郊外のまさに攻撃の中心地にいましたが、リビウに避難できました。ここは、今のところ落ち着いています。
ただ、いつまでかは分かりません。ウクライナを愛する勇敢な国民を信じています。そして、私達の国に平和と安らかな日々が、サッカーが日常で戻ってくるとを願っています。
ウクライナサッカー協会第一副会長 オレグ·プロタソフ」
プロタソフ氏は1964年2月4日生まれ、ウクライナ・ドニエプロペトロフスク出身。G大阪では2シーズンプレーし、Jリーグ通算55試合・24得点を記録している。
アレイニコフ(元ベラルーシ代表)、ツバイベ(元ロシア代表)らとともに存在感を示し、G大阪が東欧路線に向かっていった時代を彩った。懐かしくあり、忘れられないファイターの一人だ。
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[文:サカノワ編集グループ]