【浦和3-0名古屋】リカルド監督「完全な試合ができた」、長谷川健太監督「悲観すべき内容ではない」
浦和のリカルド・ロドリゲス監督（左）、名古屋の長谷川健太監督（右）。(C)SAKANOWA
後半の戦いぶり、両者はどう捉えたか。
[J1 17節] 浦和 3–0 名古屋／2022年６月18日19:00／埼玉スタジアム2002
J1リーグ17節、浦和レッズが名古屋グランパスに3-0の勝利を収め、リーグ10試合ぶりの勝点３を獲得した。
立ち上がりからボールを握りパスを散らす浦和が主導権を握る。そして23分、岩尾憲のコーナーキックからアレクサンダー・ショルツがヘッドで先制。さらに23分、再び岩尾のCKから伊藤敦樹が２点目を決める。そして36分、流れから関根貴大が鮮やかにショットを突き刺した。
名古屋は３-5-2から3-4-3にシステムを変更。後半は両チームともにチャンスを作ったもののゴールできず、ホームチームが3-0で勝利を収めた。
試合後の記者会見で、長谷川健太監督は敗戦を悔やんだものの、後半は崩れず挽回できた点を評価した。
「浦和が圧力をかけてくるだろうと予想していましたが、入りで持っていかれたなと。セットプレーから決められてしまい、そのあと阿部を入れて試合を落ち着かせました。結果は残念でしたが、後半はしっかりチャンスを作りゼロで抑えてくれました。悲観する内容ではないと思っています。次に切り替えて、しっかり準備したいです」
特に序盤、立ち位置的にハマらなかったことを悔やんだものの、そのあと修正できた点を前向きに捉えていた。
「（立ち上がり消極的にも見えたが？）ハマればいこうと思ったのですが、3-5-2の時に上手く噛み合わず、3-4-3にしたあとは高い位置から行けるようになりました」
「もうちょっと中に入るパワーやクロスの精度が大切に。ただ繰り返していくことが得点につながると思います」
一方、浦和のリカルド・ロドリゲス監督はインターナショナルマッチウィークの中断を挟んでの無失点勝利に、「完全な試合ができた」と頷いた。
「今日は完全な試合ができたと思っています。前半は相手にダメージを与えられました。縦に仕掛けていくところは非常に良かったです。そこは特に大事にしていたところで、そこからチャンスを作れました。その仕掛けから得たセットプレーがゴールにつながりました。
後半は前半に比べるとやや落ちたところはありましたが、最後までゴールを目指しながらも無失点に抑えられました。チーム全体として、追加点を奪いたかったところはあるとはいえ、前半ほどではないですものの、いいプレーを見せてくれました」
そして後半の戦いぶりについて、指揮官は次のように語った。
「（久々ということでの）試合のリズムのところは影響していたと思います。前半は高い強度でプレーしていて、江坂、明本、サイドの関根と大久保は、闘いよく走っていたので、あの強度を１試合保つのは難しいと思います。後半名古屋にボールを持たれたのは、そのあたりも影響したと思います。選手を代えて対応し、上手くいった点と修正すべき点があり、そこを改めて突き詰めていきたいです」
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