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【天皇杯】浦和の一部サポーター「バス囲み」、JFAからの処分なし。正田スタでの群馬敗戦後

浦和のリカルド・ロドリゲス監督(左)と群馬の大槻毅監督(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「いわゆる懲罰規程等に基づいた処分には該当しない見込み」

[天皇杯 3回戦] 浦和 0-1 群馬/2022年6月22日19:00/正田醤油スタジアム群馬

 天皇杯3回戦、J1リーグの浦和レッズが元指揮官の大槻毅監督率いるJ2リーグのザスパクサツ群馬に0-1で敗れた。この試合のあと、選手の乗るバスが一部ファンに止められてスタジアムから出られない事態が起き、GK西川周作は自身のSNSでサポーターと話し合いを行った事実を認めていた。

 一方、現在はコロナ禍のガイドラインやプロトコルのもとで試合は開催されている。

 今回は各クラブ主管のリーグ戦ではなく、日本サッカー協会(JFA)主催で各都道府県のFA(サッカー協会)の主管試合になる。

 JFAの『試合運営管理規定』の禁止行為のうち、 「 面会を強要し又は居座ること」「通行の妨害となる行為をすること」 と記されている。つまり今回の一部ファンの行為は抵触している。

 また、コロナ下の『JFA サッカー活動の再開に向けたガイドライン』の『会場管理における感染対策』の「ゾーン分け」では、選手・スタッフ(ゾーン1)、運営・メディア(ゾーン2)、スタジアム外縁を含む来場者(ゾーン3)と3つのゾーニングを実施。会場では、まず選手・スタッフの安全を最優先し、それぞれ関係者の感染リスクを少しでも軽減しようとしている。現在はシーズン中であり、人によっては、そういった点には相当神経を尖らせている状況でもある。

 一方、昨年11月にJリーグでベガルタ仙台が降格した際、クラブはバスを囲んだ観客への処分を下さないという判断を下している。

 ただ今回はJFA主催の天皇杯である。そのあたりの処分や情報収集などは行っているのか? 

 日本サッカーに問い合わせたところ、クラブやFAへの処分などについて、「浦和レッズサポーターとクラブスタッフ・選手との話し合いで終了しています」として「群馬FAが処分の対象になるということはなく、群馬FAの管理上の責任を大会幹事から問うこともありません」と回答があった。

 また浦和や試合運営者に、何かしらの調査の実施について、次のように説明があった。

いわゆる懲罰規程等に基づいた処分には該当しない見込みです。ご指摘のとおりサポーターの行為が運営上、迷惑をかけたのは事実ですが、最終的にはクラブスタッフ・選手とサポーターとの話し合いにより解決しています」

 加えて過去の事例を考慮したのではなく、今回の事案の経緯を踏まえての判断に至ったとの説明もあった。

 つまりJFAなどに何かしらの被害などの報告が寄せられたわけではなく、懲罰規定に抵触するとは言えず、クラブ内の話し合いで解決された問題だと捉えているということだ。

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[取材・文:塚越始]

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