【浦和】リンセンが記者会見。「きっと日本が好きになる」元同僚の吉田麻也からレッズでの活躍“太鼓判”、堂安律にはオランダでアパートを案内
浦和のリンセン。(C)URAWA REDS
隣の千葉県ではカレン・ロバートがサッカー普及で活躍中、「ボビー! 今度会いに行きたいね」。
オランダ1部フェイエノールト・ロッテルダムからJ1リーグの浦和レッズに完全移籍で加入したFWブライアン・リンセンが7月14日、オンラインによる加入記者会見を行い、決意を示すとともにエピソードなどを披露した。オランダのVVVフェンロ時代にチームメイトだった日本代表DF吉田麻也からは「きっと大丈夫、君ならきっと日本が好きになる。楽しめるよ!」と、浦和移籍の“太鼓判”を押されたという。
VVVでは、吉田(シャルケ04)、大津祐樹(ジュビロ磐田)、そしてカレン・ロバート(房総ローヴァーズ木更津FC、ローヴァーズ株式会社代表)と日本人選手がチームメイトだった。
「フェンロでは吉田選手とはかなり交流を深めました。彼からは真のプロフェッショナルな姿勢を感じてきました。また周りの選手には常に優しく接していて、みんなを助けていたことが印象に残っています」
「お互いにこれまで連絡を取り合ってきました。吉田選手とは、できたら東京でディナーを一緒にしたいね、という話はしていました(先日、ドイツ1部シャルケに加入決定)」
そして日本代表のキャプテンからは今回の移籍が決める際、「私のプレースタイルをよく知ってくれている彼が『きっと大丈夫。君なら絶対に日本が好きになる。楽しめるよ』とシンプルなアドバイスをもらいました」と背中を押されたそうだ。
カレン・ロバートは現在、埼玉と隣接する千葉県でローヴァーズ株式会社の代表を務め、房総ローヴァーズ木更津FCのフォワードにも登録。各地に人工芝のピッチやフットサル場を新たにオープンさせ、サッカースクールを開校するなど、草の根から日本のサッカー普及に貢献をしている。カレンのことが話題になると、リンセンは「ボビー! 今度会いに行きたいですね」と笑顔で語った。
また2017-18シーズンは、堂安律とFCフローニンゲンではチームメイトだった。「フローニンゲンでは、僕が住んでいたアパートに堂安選手も住みたがっていて、その時に一緒になり案内したことをよく覚えています」と、堂安がオランダに渡った1年目にあたる思い出を振り返っていた。
そして今季の目標を問われたリンセンは、「もちろんゴールはたくさん決めたいです。今までやってきたように、常にゴールを狙っていきたいです」と、まさらに「9番」らしく得点へのこだわりを口にしていた。
[取材・文:塚越始]
【注目記事】
・【浦和】西野SDが今後の補強に言及「欧州移籍を希望する有能な若手たくさんいる」。リンセンが“ラストピース”、しかし状況に応じて臨機応変に対応