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ハダースフィールド監督が日本代表DF中山雄太獲得の狙いを語る「スタイルに完璧にフィット」

中山雄太。写真:兼村竜介/(C)Ryusuke KANEMURA

イングランド・チャンピオンシップ(2部)昨季3位の名門と2年契約。

 イングランド2部(チャンピオンシップ)ハダースフィールド・タウンFCが7月15日、オランダ1部のPECズウォレと契約満了でフリートランスファーとなった日本代表DF中山雄太( NAKAYAMA Yuta )を獲得したと発表した。2年契約で、背番号は「33」を予定している。

 ハダースフィールドのリー・ブロムビー・フットボールオペレーション部長は、中山獲得の狙いについて、公式サイトで次のようにコメントしている。

「ナカヤマは国際的なレベルで活躍し、ヨーロッパのトップリーグの一つであるオランダのエールディビジで安定したパフォーマンスを発揮してきました。彼はイングランドで自分を試したいと思い、私たちも彼がチームに何を提供できるのか、とても期待しています。彼はポゼッションに長け、攻撃を組み立てるうえで大きな武器になるでしょう。彼は激しい競争を勝ち抜いてきただけに、チャンピオンシップで成功するための重要なクオリティになります」

 またダニー・スコフィールド監督は次のように期待を寄せる。

「国際的な選手であり、当然といえば当然ですが、非常に優れたゲーム理解力を持っています。彼は私たちが本当に好むクオリティの高い選手。私たちの守備的でありながら攻撃に向かっていくプレースタイルに完璧にフィットすると感じています」

「センターバック、左サイドバック、そして中盤のキープ役もこなせるユウタの能力は、他の選手の力をもさらに高めてくれるはずです」

  中山は1997年2月16日生まれ、茨城県出身、25歳。181センチ。左利き。これまでのキャリアは、柏レイソルU-18 ― 柏 ―ズウォレ ― ハダースフィールド。2021-22シーズンはオランダ1部29試合・1得点・2アシストを記録した。日本代表としては国際Aマッチ16試合に出場。ただしチームの2部降格に伴い退団し、フリーの身となって新天地を探していた。

 ハダースフィールドは2021-22シーズン、チャンピオンシップ23勝13分10敗の勝点82で3位に。昇格プレーオフ決勝で4位のノッティンガム・フォレストFCに敗れ、4シーズンぶりのプレミアリーグ昇格をあと一歩のところで逃している。

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