ポルトは完全移籍希望、中島翔哉のポルティモネンセ復帰へ「最終局面」突入。移籍期限迫る…
中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ポルトガルの移籍期限は9月1日――。
日本代表でも活躍してきたポルトガル1部FCポルトに所属するMF中島翔哉(NAKAJIMA Shoya)だが、トップチーム登録されず今後の見通しが立たずにいる。昨季レンタルでプレーしたポルティモネンセSCが引き続きオファーを出しているものの、ポルトは完全移籍でなければ受け入れない姿勢を示している。
『オ・ジョゴ』は8月30日、中島のポルティモネンセ移籍は「さらに遠くなった」と報じている。ポルトは新たなレンタル移籍には応じず、完全移籍のみを希望している。
6シーズン目を迎えたセルジオ・コンセイソン監督がいる限り、ポルトでのトップ登録が難しいのは周知の事実で、その高額な年俸を考えると、クラブに留めておくこともマイナスでしかない。ポルトガルの移籍期限は9月1日。この「最終局面」で、ポルティモネンセから新たな条件が示されるかが焦点となっている。
中島はポルトと2024年6月まで契約を結んでいる。ただしポルトはカタール1部アル・ドゥハイルに支払った移籍金1200万ユーロ(約16億円)をできる限り回収したいと考えていて、完全移籍での売却を最優先に、ポルトガル国外を含め移籍先を探していた。ただし、これまで手を挙げているのはポルティモネンセのみ。
このままオファーがなければ、レンタルであっても、中島の高額な給与を抑えられるメリットもあり、ポルティモネンセ復帰が選択肢に入ってくる。
28歳の日本人ミッドフィルダーは2021-22シーズン、ポルティモネンセに期限付き移籍し、リーグ22試合・1得点・3アシストなど公式戦通算25試合・2得点・5アシストを記録している。
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