【千葉】退任発表直後…ユン・ジョンファン監督が語った金沢戦勝利後の「感激」の真意とは?櫻川ソロモンへの期待も語る
千葉のユン・ジョンファン監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
岩手戦へ、セットプレーとミドルを警戒。
J2リーグ ジェフユナイテッド市原・千葉のユン・ジョンファン監督が9月13日、翌日のいわてグルージャ盛岡(岩手)戦に向けた記者会見を行い抱負を語った。
今季限りでの退任発表直後に行われたホームでのツエーゲン金沢戦では、1-0の勝利を収めた。試合直後のフラッシュインタビューでは、「感激した」というコメントも発した。その“想い”について、指揮官は次のように語った。
「前々日にあのような発表をして、選手に動揺があったと思いますが、試合でそうしたことは一切見せず結果で示してくれました。試合だけに集中してやってくれたことが、感激につながりました」
またその試合でセンターフォワードに先発復帰し、勝利に貢献した21歳のFW櫻川ソロモンについて、指揮官は次のように期待を寄せた。
「とても良くなっています。もっと、怖さを出してほしい。相手にソロが入ってきたぞ、怖いな、と思わせるようになれば、よりチャンスでも点を決められるのではないかと感じています。良くはなっています」
今季はこれまで29試合・5得点・3アシスト。着々と力を付けてきているが、そのように“怖さ”を求めていた。
そして盛岡について、次のように警戒していた。
「セットプレーが強いチーム。最近の試合ではカウンターがとても速く、ミドルの成功率が高いです。
ウチと異なりミドルが多く、セットプレーから高さを生かしてセカンドボールを拾って決める。そういう強みがあると感じます。
そういうチームに勝たないといけません。“欲”を出してしまうとそこで相手に狙われてしまうので、常に落ち着いてプレーし、気を付けていかなければいけませんね」
プレーオフ圏の6位・大分トリニータとは6ポイント差。ここから連勝していければ、十分、射程圏内である。ユン・ジョンファン監督は「あと7試合。積極的にもっとやっていきたい。強い気持ちで相手に向かい、勝っていきたいです」と、選手たちに勇敢なファイトを求めていた。
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