工藤壮人の訃報に接し、Jリーグ野々村芳和チェアマン、元所属先サンフレッチェ広島の仙田信吾社長が哀悼の意。ルヴァンカップ決勝前に黙祷
日本代表での工藤壮人。 (Photo by Atsushi Tomura/Getty Images)
「ただただ回復を祈っていましたが、32歳という若さで、まだ現役でプレーを続けられたであろうことを思うと本当に残念でなりません」
J3リーグのテゲバジャーロ宮崎に所属していた元日本代表FW工藤壮人の訃報に接し、Jリーグ(公益社団法人 日本プロサッカーリーグ)の野々村芳和チェアマン、元所属先であるサンフレッチェ広島の仙田信吾社長が10月22日、それぞれリーグとクラブを代表して哀悼の意を表した。
野々村チェアマンは次のようにコメントしている。
「この度の訃報に言葉を失っております。
ご家族の悲しみは計り知れないものとお察しします。またテゲバジャーロ宮崎をはじめ所属クラブ、工藤選手に関わる皆さま、そしてサッカー界全体が驚きと深い悲しみに包まれていることと思います。
ICUで治療に専念しているという報を受け、ただただ回復を祈っていましたが、32歳という若さで、まだ現役でプレーを続けられたであろうことを思うと本当に残念でなりません。
Jリーグ、Jクラブ、サッカーファミリーより、心からの哀悼の意を表します」
仙田社長は次のようにコメントしている。
「サンフレッチェ広島で2017年、2018年の2年間共に戦ってくれた工藤壮人選手が10月21日に逝去されました。
ここに故人のファン、選手、スタッフに対するご生前の愛情に深く感謝いたします。今はただ、工藤壮人選手のご冥福をお祈りし、謹んで心より哀悼の意を表します。
まもなくルヴァンカップ決勝です。チームメイトやサンフレッチェファミリーにこよなく愛された工藤選手の分まで、選手たちは奮闘し勝利をもたらしてくれると信じています」
工藤は柏レイソル時代、2013年のルヴァンカップ(当時ナビスコカップ)決勝・浦和レッズ戦(〇1-0)で、戦前の劣勢を覆す決勝ゴールを決めて、MVPを受賞している。
22日に国立競技場で開催されるルヴァンカップ決勝では試合前、黙とうが行われる。
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