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【鹿島】岩政大樹監督の来季続投が決定「『伝統と革新』『新しい鹿島をつくる』、力強く推し進める」。坪井健太郎コーチは退任に

鹿島の岩政大樹監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

就任後のリーグ戦は2勝6分2敗、国内無冠に終わりACL出場権も逃す。

 J1リーグの鹿島アントラーズは11月18日、岩政大樹監督が2023シーズンも引き続きトップチームの指揮を執ることが決定したと発表した。一方、坪井健太郎コーチの退任も決まった。

 岩政監督は2022シーズン、コーチとして現役時代にプレーした鹿島に復帰。政府による感染症対策の水際対策によりレネ・ヴァイラー監督の来日が遅れたなか、代行としてチームの指揮を執って開幕を迎えた。そのあとヴァイラー監督にバトンを託し、一時はリーグ首位に立った。しかしリーグ最多得点を決めていた日本代表FW上田綺世のベルギーへの移籍により、チーム力は大幅ダウン。成績が低迷すると、クラブはヴァイラー監督を更迭し、8月8日、岩政コーチの監督昇格を決めた。

 ただ岩政監督のもとチームは波に乗れず、天皇杯ではJ2リーグであり優勝したヴァンフォーレ甲府に準決勝で敗れるなど、結局、国内無冠に。さらにリーグ戦も順位を下げて4位に終わり、ACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)の出場権を逃した。就任後のリーグ戦の成績は2勝6分2敗だった。

 岩政監督は次のようにコメントしている。

「私にとっての心のクラブで、またシーズンを戦えることを光栄に思います。『伝統と革新』『新しい鹿島をつくる』そのための歩みを、選手たちとともに、皆さんと一緒に、力強く推し進めていく一年にしたいと思っています。すべては勝利のために」

 また坪井コーチは「約2か月の間、関わらせていただいた鹿島アントラーズには感謝の念しかありません。関係者、サポーターの皆さん、ありがとうございました。このクラブで過ごした時間は非常に濃いもので貴重な財産です。鹿島アントラーズのこれからの発展を祈っています」と語っている。

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