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ASローマが伊藤洋輝の獲得検討「中田英寿の同胞が来る」、カタールW杯に臨む日本代表の大型レフティ

日本代表の伊藤洋輝。写真:兼村竜介/(C)Ryusuke KANEMURA

左利きのセンターバックで、モウリーニョ監督が複数ポジション可能な点を評価。

 イタリア・セリエAのASローマが、ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトに所属するカタール・ワールドカップ(W杯)日本代表DF伊藤洋輝の獲得を検討している。『ガゼッタ・デロ・スポルト』が11月18日に報じた。

 記事によると、ローマは左利きのセンターバックを欲していて、伊藤をリストアップ。188センチと高さも備え、左サイドバック、3バックのストッパー、そしてボランチと複数ポジションをこなせるところが認められた。

 ジョゼ・モウリーニョ監督、チアゴ・ピント・ゼネラルマネジャーが1月の移籍マーケットに向けて、「最終ラインの補強を準備していて、評価している人物の一人だ」という。セリエA優勝を果たした時のローマのメンバーだった中田英寿の名前を挙げ、「スクデットを獲得したヒデトシ・ナカタの同胞(日本人)が来るかもしれない」とも触れている。

 ジュビロ磐田からシュツットガルトには、レンタルを経て完全移籍に移行。そこでトータル約50万ユーロ(約7200万円)が支払われたと見られるという。そして現在は当時の20倍まで価値を高めていると推測される。

 ローマが獲得するには、総額500万ユーロ(約7億2000万円)から600万ユーロ(約8億5000万円)までには抑えたいという。

 またローマはこのあとジャパンツアーを実施し、25日に名古屋グランパス、28日に横浜F・マリノスと対戦する。そこで日本人選手獲得の“布石”を打つことになると見ている。

 伊藤は日本代表としてカタールW杯に出場。23日の初戦・ドイツ代表戦では左サイドバックでの先発が有力視されている。

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