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フリック監督が退任? 本人続投希望か。「今大会は日本戦の20分間で決着した」、ドイツ代表がW杯2大会連続でGS敗退

「私は日本サッカーのファン」フリック監督が公式記者会見でまさかの一言。ぜひ日本に来てもらいたい!(Photo by Mohamed Farag/Getty Images)

ドイツサッカー連盟から、早い段階で何かしらのアナウンスがあると明かす。

[カタールW杯 E組 第3戦] コスタリカ代表 2-4 ドイツ代表 /2022年12月1日22:00(日本時間2日4:00)/アル・バイト・スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)グループEの第3戦、日本代表が2-1でスペイン代表に劇的な逆転勝利を収め、同組1位でベスト16進出を決めた。一方、同組のドイツ代表はコスタリカ代表に再逆転で4-2の勝利。まさにゲルマン魂で、日本が引き分けると逆転できる状況にまで持ち込んだが、1勝1分1敗の勝点4でグループ3位に終わり、まさかのW杯2大会連続でベスト16入りを逃した。

 ドイツ代表のハンス=ディーター・フリック監督(Hans-Dieter “Hansi” Flick)は試合後、自身の進退について問われると「敗退が決まった直後とあって答えるのが難しいですが、それについてはすぐに分かります」と答えた。退任もあり得るようなニュアンスだが、2024年にはドイツでEUROが開催されるため、本人は続投を希望しているという。

 また『ARD』では元ドイツ代表のバスティアン・シュヴァインシュタイガーのインタビューに応じて、日本代表戦での20分間でプランが全て狂ったと語った。

「(勝利を収められた)今日ではなく、日本戦の20分間で決着がついてしまったということです。スペイン戦も、最後2-1にできた可能性はありました。この大会は、効率が悪かったです。だから脱落が決まったのです。もちろん失望は大きく、それを乗り越えなければなりません」

 そのようにフリック監督は語っている。

 一方、スペイン戦は同点に追い付いて勢いに乗るなかで切られた最後のカードがセンターバックのニコ・シュロッターベックで、後方のブロックを強固にする意味もあったようだが、消極的ではないかと批判を受けた。またドイツでは観客とともに闘う指揮官が支持されてきた歴史もあり、温厚かつ冷静に映る指揮官がこうして結果を残せないと、共感を得にくくなる風潮もある。

 ただ、フリック監督以上の人材を探すのも難しいとも言える(トーマス・トゥヘル氏が空いているが……)。

 今大会の日本戦前には、「私は日本サッカーのファンであることをカミングアウトしなければなりません。全員が戦術的、技術的に非常によくトレーニングされています。例えば鎌田や遠藤は、ブンデスリーガで抜群の仕事をしています。(勝利するのは)非常に困難なミッションだと言えます」とも語って、ちょっとした驚きももたらした。

 結果のみならず、チーム作りのプロセスや試合内容を吟味したうえで続投かどうか、人事などを決める傾向がある。ドイツサッカー連盟(DFB)がどのような判断を下すのか――。

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