W杯日本代表落選の原口元気がEL“厳戒の敵地”で先発!ウニオン・ベルリン勝利を収めPO進出
原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ戦、ドイツからのサポーター“入場禁止”の措置。
[EL GS6節] サン=ジロワーズ 0-1 ウニオン /11月3日21:00(日本時間4日5:00)/キングパワー・アット・デンドリーフスタジアム
UEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ(GS)6節、ドイツ・ブンデスリーガ1部ウニオン・ベルリンが敵地に乗り込んでのベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ戦、ウニオンの原口元気が先発出場を果たし、1-0の勝利と2位でのプレーオフ進出に貢献した。
カタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバーから、原口はまさかの落選に。その悔しさを晴らす機会がさっそく与えられた。
この試合は、GS2節マルメFF戦でのウニオン・サポーターの不正行為により、UEFAの下した制裁でゲスト(アウェー)ブロックのチケット販売が全て禁止された。さらにスタジアムのあるルーヴェン市とベルギー当局は、なんとチケットを持たないウニオン・サポーターの試合当日のルーヴェン市とその周辺地域への立ち入りを禁止すると決定したのだ。
「チケットを持たないドイツ人ファンが路上やスタジアム周辺、市街地にいることは公共の秩序を乱す恐れがある」という理由からの措置。ただルーヴェン市はさらに強硬に、ドイツ人のスタジアムへの入場を全面禁止し、見つけた場合には警察が身柄を拘束すると発表した。
そうしたなか、原口はELでは2試合ぶりの先発出場を果たした。右のインサイドハーフに入って、アグレッシブなプレッシングとハードワークで貢献。チームは開始早々の6分、ジェラルド・ベッカーのクロスにスヴェン・ミシェルが合わせて幸先よく先制に成功した。31歳のポリバレントは62分の3枚替えの際に交代している。
試合はウニオンが1-0で勝利! グループDはすでにサン=ジロワーズの1位通過が決定していたなか、ウニオンは自力で2位でのプレーオフ出場権を獲得してみせた。
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