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「画面越しに全力で応援」ジャガー浅野拓磨が体調の違和感から完全復活!サウジ攻略へ「背後のスペース。常に意識したい」。日本代表、2/1W杯アジア最終予選の大一番

浅野拓磨が完全復活!協力:日本サッカー協会

「陰性」を証明、チームに合流する。

[カタールW杯アジア最終予選 第8戦] 日本 – サウジアラビア/2021年2月1日19:10/埼玉スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループBの第8戦、日本代表が2月1日、同組首位に立つサウジアラビア代表と対戦する。同組2位の日本は5勝2敗で勝点15。サウジアラビアとは4ポイント差だ。そうしたなか浅野拓磨が1月29日、オンラインによる取材に応じて、“完全復活”を果たしたことを報告した。

 ジャガー浅野は27日の中国代表戦当日の午前、鼻水が普段よりも出て喉にやや違和感があると感じたため、スタッフに報告。PCR検査を受けたが、Ct値から陰性であることを証明できなかった。そのため、中国戦の欠場が決まった。

 そして翌28日、浅野の「陰性」が証明され、晴れてチームに合流した。

 29日のトレーニングを前に取材に応じた浅野は、コンディションを問われると次のように語った。

「チームの輪を乱してしまい申し訳なく思いました。まして試合当日であり、自分自身にすごく悔しさを感じました。しかし、どうすることもできず、チームの一員には変わりなく、画面越しに全力で応援していました」

 日本に戻ってきて、自分が出るはずの試合を画面越しに、しかも解説入りで観戦している。なんとも不思議な体験だったという。

 3日後には最終予選の大一番、サウジアラビアと対戦する。昨年10月のアウェーゲームでは、浅野が4-2-3-1の右MFで先発出場し、スピードを生かして背後のスペースを攻略していった。しかし日本はミスからカウンターに持ち込まれ、0-1で敗れている。

「前回のサウジ戦は、戦術どうこうの前に環境の厳しさ、やろうとすることをピッチで表現する難しさを感じました。ホームの環境と天候、今回は全く違う試合になると思います」

 中東特有の環境は「普段と真逆。練習より試合のほうがさらにきつく、予想をはるかに超えていました」。そして3日ほどの調整で試合に臨まなければいけなかった。

 今回まさにリベンジの機会となる。浅野は再び自らの心身のエンジンを温める。

「全く違う試合。チームとして準備し、イメージの共有が大事になります。相手の強みであるサイドバック、サイドハーフはガンガン前へ出てくると思うので、その空いたスペースを突ければ、チャンスが生まれます。攻撃陣の一人として、そこは常に意識し、チームとして合わせていきたいです」

 浅野の快速から一発は生まれるか――。

 27日に中国代表に2-0の勝利を収めた日本は、勝てば1ポイント差に迫る。逆にサウジアラビアが勝つと、いち早くカタールW杯の出場権を獲得する。

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