【日本代表】森保一監督、サウジ戦スタメンは「基本的には中国戦ベースに考えている」。明日、W杯アジア最終予選の大一番
中国戦での日本代表の森保一監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
4ポイント差、相手は「あと1勝」でW杯出場決定という優位な状況。
[カタールW杯アジア最終予選 第8戦] 日本 – サウジアラビア/2021年2月1日19:10/埼玉スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループBの第8戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が2月1日、埼玉スタジアムで同組首位のサウジアラビア代表と対戦する。日本の森保一監督が試合前日の1月31日、公式記者会見に臨み、大一番への抱負を語った。
日本はグループリーグ勝点15で2位、そしてサウジアラビアは同19で1位。そのなかでサウジ戦のスターティングメンバーの人選について、『勝利の鉄則』と言われる“勝ったメンバーはいじらない”という形で臨むことになりそうか? という質問に、指揮官は頷いて、次のように答えた。
「最終的には今日の練習を見て決めます。基本的には大きく変える必要はないかなと思っています。もちろん勝っていたとしても、変えなければいけない、変えたほうがいいと思う部分については、変えていきたいと思います。ただ基本的には、中国戦の選手をベースに考えていきたいと思っています」
そのように中国戦のメンバーのうち、コンディションなど問題などあれば、メンバー変更する可能性を示唆。ただ、基本的には2-0で相手の枠内シュートゼロに抑えた中国戦のメンバーへの信頼を口にしていた。
サウジアラビアにはアウェーゲームで敗れている。2連敗は許されない。
指揮官はもちろんその通りであると理解しながら、目標はあくまでも“リベンジ”ではなく、W杯に出場すること。その目標達成がまず前提であると強調した。
「この最終予選、アウェーでサウジアラビアに負けており、アジアで同じ相手に二度負けられないところで、もしも日本でW杯出場を決められば非常に悔しいでしょう。しかし、一番強く思っているのは、サウジアラビアがどうなるかではなく、過去の敗戦を次に取り返すためでもなく、我々がW杯に行きたいかどうか。W杯出場につなげるためにも明日勝たなければいけません。
(最終予選で)2敗した時点で、我々は勝ち続けることによってW杯に出場できると、そこを毎試合、チームで共有しながら、1戦1戦全力で戦ってきています。明日の試合も相手がどこであろうと、ここホームで勝つ、そしてカタールW杯への道を開いていく、目標と夢につなげることを最優先に考えて戦っていきたいと思います」
サウジアラビアは残り3試合で1勝すればW杯出場を決められるという優位な状況である。ただし敗れれば一転、オーストラリアを含めた3つ巴になり得る。一方、日本は3ポイントを狙っていくことになる。そのあたりの心理面の駆け引きも、勝敗に影響を及ぼしそうだ。
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[文:サカノワ編集グループ]