【浦和】大久保智明の憧れ3人は中村俊輔、メッシ、そして…。中央大時代からつける「日記」と「サッカーノート」2冊のエピソードも明かす
浦和の大久保智明。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
多士済々のドリブラーの中で生かしたい「武器」は――。
J1リーグ浦和レッズのMF大久保智明が2月2日、オンラインによる取材に応じて、プロとして迎える2シーズン目――2022年の抱負を語った。
中央大学から加入したプロ1年目の昨季(2019・20年は特別指定で登録)、リーグ18試合・1得点など公式戦通算27試合に出場。天皇杯も5戦に臨み、タイトル獲得に貢献した。
そんな大久保が憧れている選手は3人。小学生の頃からのアイドルが中村俊輔(横浜FC)だった。そしてアスリートとして「足技などよりも、重心移動など体の使い方に注目しています」と追いかけているのがリオネル・メッシ、ネイマール(いずれもパリ・サンジェルマン)だ。
その体の使い方では、昨季まで浦和に在籍した西大伍とともに陸上十種競技選手の池田大介氏のトレーニング、また地元の接骨院の方の助言を得て、走るフォームなど追求。「常識を疑う」ことで論理的かつ可能性を探り、よりアスリートに求められる感覚を身につけてきた。
また中央大2年生の頃から日記をつけ、自らを客観的に見つめてきた。
きっかけは生活リズムが一定するなか、なんとなく日々を過ごしていないだろうかと感じて「このままでいいのか」と自問自答。日記に日々を書き留めることで自分自身を見つめ、その心理の軌跡を目に見える形で残すようにしたという。
当初は日記として始めた。次第に「サッカーノート」と言える内容になってきて、日常の気付きとサッカーの具体的なテーマなどをまとめるように役割を分け、「日記」と「サッカーノート」をつけるようになった。それは今でも継続しているということだ。
今季の浦和は多士済々のドリブラーが揃う。その中で大久保は、彼しかない特長をチームに還元していきたいと言う。
「ポゼッションしていくなかで最後に点を取る時、パスだけで崩すのはどうしても難しく、最後一枚剥がしたりイレギュラーなことが起きた時、相手が崩れたり、崩せたりすることが起こり得ます。その流れの中で、ドリブルを入れて崩せるのではないかと思っています。
(他にもドリブラーがいるが?)みんなの色があり、自分は細かいスペースや瞬間的に飛び出すところで差を付けられるのではないかと思います」
今年24歳になるドリブラー大久保が、さらに進化を遂げ、逞しさの増した姿を見せてくれそうだ。
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[文:塚越始]