W杯へ不安…シャルケ5連敗で最下位、吉田麻也の調子上がらず失点関与。4試合連続の複数失点、残留争うヘルタに苦杯
吉田麻也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
二度ゴールを揺らしたが、VAR介入…オフサイドで認められず。
[ブンデス1部 11節] ヘルタ・ベルリン 2-1 シャルケ /2022年10月23日17:30(日本時間24日0:30)/ベルリン・オリンピアシュタディオン
ドイツ・ブンデスリーガ1部11節、シャルケ04がヘルタ・ベルリンに1-2で敗れ、リーグ5連敗を喫して最下位に転落した。シャルケの日本代表DF吉田麻也は11試合連続で先発し、リベロとしてフル出場。しかし失点に関与するなど、ベテランに求められるチームを救うような仕事をできなかった。
前半はシャルケに勢いがあり、二度ゴールネットを揺らしたものの、いずれもオフサイドでノーゴールに。その後先制されたものの85分、フロラン・モレのミドルがゴールネットに突き刺さり同点に! しかし――88分、再び攻撃を強めてきたヘルタのウィルフリード・カンガにブンデスリーガ初ゴールを決められて万事休す。シャルケは4試合連続の複数失点で敗れた。
吉田は、先制点の場面では相手クロスを空振りをしたあと、味方の小さくなったクリアに対し、ケアに行けず下がって対応。そこでミドルをフリーで蹴らせてしまった。GKのミスでもあったが、ブロックにいくか、コースを限定したかった。2失点目では、クサビのパスを止めにいったが間に合わず縦パスを入れられ、カンガに背後のスペースを使われた。
DF陣にケガ人が続出している状況を考慮すると、34歳の吉田がチームを支えるしかない。そうしたなかロングフィードと高さは武器になっているものの、なかなかチームを鼓舞するようなパフォーマンスを見せられずにいる。カタール・ワールドカップ(W杯)に向けても不安を残す状況が続いている。
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